ロードバイク フレームのおすすめコーティング剤|
自分でできる施工方法
Introduction
フレームを傷や汚れから守る、
2年耐久のロードバイク専用コーティング
いつも「海外洗車用品店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ロードバイクは日常の走行で、砂埃・汗・油汚れ・紫外線などさまざまな外的ダメージを受け続けています。特にフレームは地面に近く、走行中にタイヤが巻き上げた汚れが付着しやすい環境にあります。
そこで有効なのが、ロードバイク用に設計されたコーティングによる保護です。
汚れの固着を防ぎ、洗車時にスルッと落としやすくなるほか、表面の滑らかさが小キズの発生も軽減します。結果として美観を維持できるだけでなく、日々のメンテナンス性も向上します。
本記事では、スプレータイプの簡易コーティングから、ご自分で施工できる2年耐久のセラミックコーティング剤までタイプ別に紹介し、初心者の方でも迷わず施工できるよう実際の写真を交えて手順を解説します。ぜひ参考にしてください。
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Table of contents
目次
- コーティングの役割と効果
- コーティングに必要な道具
- 作業前に知っておきたい注意点
- 失敗しないコーティング手順
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
コーティングの役割と効果
本記事でご紹介するGTECHNIQ BIKE(ジーテクニック バイク)のセラミックコーティングは、イギリス発のコーティングブランドGTECHNIQによる自転車専用ラインです。
イタリアの名門ブランドPinarello(ピナレロ)とも技術提携を行っており、「走り」と「美しさ」を両立させる新しいメンテナンス文化として注目を集めています。
このコーティング剤は、汚れやすいヨーロッパの厳しいロード環境でも性能を発揮するよう設計されており、マット塗装やカーボンフレームにも対応しています。
表面を滑らかに整えることで汚れが固着しにくくなり、洗車時に無理なく汚れを落とすことができます。また、油汚れや泥汚れに強いコーティング被膜を形成するため、日常のメンテナンス性が大幅に向上し、美観を長期間キープしやすくなります。
深みのある艶や強い撥水性を備えつつ、ロードバイクの繊細な塗装に適した仕様となっています。

Introduction
曇ったときの応急対処法

曇りを根本的に防ぐには日常的な清掃や曇り止めが欠かせませんが、運転中に曇ってしまった場合は「即効性のある応急対処」が必要になります。
代表的なのがデフロスター(フロントガラス送風)の使用です。暖房と組み合わせれば冬場の内窓結露を素早く除去でき、夏場は冷房で除湿することで効果を発揮します。
特に急いで曇りを取りたい場合は、風量を強めに設定すると改善が早まります。また、外気導入モードに切り替えることで、車内にこもった湿気を効率よく外へ排出できます。
さらに、窓を1〜2cmだけ開けて空気を逃がすと、より早く湿度を下げることが可能です。
梅雨や雨の日にはエアコンの除湿機能を活用するのも効果的です。足元に送風するフットモードと併用すれば、車内全体の湿度バランスが整い、再び曇るのを防ぎやすくなります。
コーティングに必要な道具
本記事では、長期耐久でフレームをしっかり保護したい方向けの「高耐久セラミックコーティング」と、洗車後に手軽に仕上げられる「スプレーコーティング」の2タイプをご紹介します。
コーティング前の洗車方法については、以下のコラムも併せてご覧ください。
▶︎[関連記事]ロードバイクの洗車方法
道具一覧
- 高耐久セラミックコーティング(耐久性と保護性能を重視する方向け)
- スプレーコーティング(仕上げとメンテナンスを手軽に行いたい方向け)

高耐久セラミックコーティング
長期的にフレームを保護したい方におすすめなのが、GTECHNIQ BIKEの高耐久セラミックコーティング「Bike Ceramic(バイクセラミック)」です。
最先端のSiO2ナノテクノロジーにより塗装表面と強固に結合し、最大24ヶ月持続するセラミック被膜を形成します。
施工後は表面が滑らかになり、汚れが付着しにくく、洗車時も力を入れずに汚れを落とせます。深みのある艶を与えつつ、マット塗装・カーボンフレームにも使用可能です。
【セット内容】
・コーティング剤 15ml(3台程度に施工可能)
・脱脂剤
・マイクロファイバークロス 2枚
・コーティングアプリケーター
・手袋
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スプレーコーティング
洗車後の仕上げを素早く済ませたい方には、GTECHNIQ BIKEのスプレータイプのセラミックコーティング「Ceramic Quick Coat」がおすすめです。
洗車後の綺麗なフレームにスプレーして拭き取るだけで、約2ヶ月持続するセラミック被膜を形成。コーティング初心者でも扱いやすく、日々のメンテナンスとして取り入れやすい仕様です。強い撥水性と防汚性により汚れの付着を抑え、洗車時の落としやすさも向上します。
艶やかで滑らかな手触りを得られるほか、マット塗装にも対応しています。1層でも十分な効果を発揮しますが、重ねて施工することで耐久性・撥水性・艶がさらに向上します。
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その他
✔︎ ニトリルグローブ
ガラスクリーナーや曇り止め剤、コーティング剤は成分が強いため、素手で扱うと肌荒れの原因になります。作業時は必ずニトリルグローブを着用しましょう。また、素手で窓ガラスに触れると手の油分が付着し、せっかく綺麗に仕上げたのに再び曇りや汚れの原因になってしまいます。
✔︎ マイクロファイバークロス
窓ガラスを綺麗に、曇りのない状態に仕上げるには、綺麗なマイクロファイバークロスが欠かせません。さらに、汚れ落とし用と仕上げ用で複数枚のクロスを用意ましょう。
✔︎ キッチンペーパー(曇り止めを施工する場合のみ)
曇り止め剤の施工後、余剰成分を拭き取る際にはマイクロファイバークロスではなくキッチンペーパーを使用します。
Caution
作業前に知っておきたい注意点
マット塗装お手入れ時の注意点
フロントガラスの曇り対策としてクリーニングや曇り止めを行う際には、以下の点に注意しましょう。
✔︎ 直射日光・高温環境での施工は避ける
高耐久セラミックコーティングは気温が高いほど硬化が早まり、拭き取り前に固まってムラが残りやすくなります。炎天下や直射日光の当たる屋外での施工は避け、屋内や日陰、涼しい時間帯で作業するのがおすすめです。
✔︎ 拭き取りは綺麗なクロスで素早く行う
均一な仕上がりにするには、柔らかいマイクロファイバークロスで素早く丁寧に拭き取ることが重要です。GTECHNIQ BIKEの高耐久セラミックコーティングには拭き取り用クロスが2枚付属しているため、汚れた面を使い続けず贅沢に使うことでムラを防げます。
How to protect your bike
失敗しないコーティング手順
1. 洗車して水分を完全に拭き取る
コーティングを施工する前に、まずは普段より丁寧に洗車してフレーム表面の汚れをしっかり落とします。
汚れが残った状態でコーティングを塗り込むと、アプリケーターが汚れを引きずり、洗車傷の原因になるため注意が必要です。また、フレームの隙間に残った水分が後から垂れてくると、拭きムラの原因になります。
洗車後はドライングタオルを使い、水分を完全に拭き取ってから次の工程へ進みましょう。
※本記事では、高耐久セラミックコーティングを前提に施工手順をご紹介します。


2. 施工環境を整える
コーティングは温度と湿度によって硬化スピードが変わるため、施工環境を整えることが仕上がりに直結します。
特に炎天下や直射日光下では硬化が早まり、ムラになりやすくなります。塗装面が熱を持ちやすい日中の屋外は避け、屋内・日陰・夕方など涼しい環境で施工してください。
推奨気温は10〜25℃、湿度は60%未満。湿度が高いと硬化が早くなり拭き取りが難しくなります。初めて施工する場合は、気温と湿度が低めの環境がおすすめです。
3. 脱脂して表面の油分を除去する
洗車後はフレーム表面に残った油分やワックス成分を脱脂してからコーティングを塗ります。
油分が残ったままだと塗装面に密着せず、耐久性が落ちたり撥水にムラが出る原因になります。
付属の脱脂剤をクロスに吹きかけ、フレーム全体を拭き取ります。
手で触れる部分は油分が残りやすいため、重点的に脱脂してください。


4. コーティング剤をアプリケーターに染み込ませる
脱脂が終わったら、コーティング剤をアプリケーターに染み込ませます。
軽く瓶を振ってから、最初は20〜25滴程度を垂らします。塗布量が少ないと塗り広げる前に硬化が始まり、ムラになりやすくなります。
不安な場合は最初は多めに含ませ、余裕を持って作業してください。
途中で液剤が少なくなってきたら少しずつ追加し、常に均一に塗れる状態を保ちます。
5. 一度で塗る範囲を事前に決める
一度に広い面積へ塗り込むと、拭き取る前に硬化が進みムラになりやすくなります。
そのため、施工前にどこまでを1回で塗るかあらかじめ決めておき、フレームを5〜6つのセクションに分けてイメージしておきます。
(例:トップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブ、チェーンステー、フォークなど)
各セクションごとに「塗る → 拭き取る」を繰り返し、無理に一気に広げず確実に仕上げていきます。


6. コーティングを均一に塗り込む
アプリケーターに染み込ませたコーティング剤を、決めたセクションに均一に塗り込みます。
力を入れる必要はなく、表面を滑らせるように一定方向へ塗布し、必要に応じてアプリケーターを往復させると塗り漏れ防止に繋がります。
7. 20〜30秒ほど置いてから拭き取る
1つのセクションを塗り終えたら、表面でコーティング剤が定着するよう、20〜30秒ほど時間を置きます。
すぐに拭き取ると定着が弱くなり、逆に長時間放置するとムラになりやすいため、拭き取るタイミングが重要です。目安としては、コーティングが汗をかいたような状態になったタイミングがベストです。
気温や湿度が高い場合は硬化が早まるため、無理に時間を置かず早めに拭き取った方が良い場合もあります。
拭き取りは、まず付属の1枚目のクロスで余剰成分を軽く取り除き、2枚目のクロスで仕上げ拭きを行うとムラを防げます。


8. コーティング後は水に濡らさないように保管する
拭き取りが終わったら、コーティング被膜が安定するまで水に濡れない環境で保管します。
施工直後に雨や水滴が付着すると、定着が不十分になったりシミが残る原因になるため注意が必要です。
目安の最低時間は12〜24時間程度ですが、数日間水に濡れないようにするのが理想的です。
なお、コーティング施工後は、7日間は洗車を控えてください。
FAQ
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
ロードバイクのコーティングは、単にフレームをツルツルに見せるための作業ではなく、塗装を守り、日々の走行で付着する汚れや傷のリスクを軽減するための保護手段です。特にカーボンフレームは塗装が薄くデリケートなため、自分でメンテナンスを行う場合でもコーティングによる保護は大きな意味があります。今回紹介した高耐久タイプは、長期的に塗装を守りたい方に向いており、一度施工すれば洗車時の汚れ落ちが圧倒的にラクになります。ぜひ今回の手順を参考に、自分のロードバイクに適した方法でコーティングを取り入れてみてください。丁寧にメンテナンスを続けることで、走り出すたびに気持ち良い一台になっていきます。
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