車の黄砂の正しい落とし方|
シミが落ちない原因と安全な洗車方法を解説
Introduction
正しいケアで塗装を守る、
黄砂汚れを正しく理解するために
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
春先になると、車のボディやガラスに付着する黄砂汚れが気になる方も多いのではないでしょうか。薄く積もった砂ぼこりのように見えるため、「軽く拭けば大丈夫」と考えてしまいがちです。
しかし、黄砂は通常の砂ぼこりとは性質が大きく異なります。主成分は石英(シリカ)などの鉱物粒子で、非常に硬く、間違った方法で触れると洗車キズやコーティングダメージの原因になります。特に、雨や結露で濡れた黄砂は塗装表面に結合しやすく、シミやザラつきとして残ってしまうこともあります。
この記事では、車に付着する黄砂がなぜ厄介なのかを整理したうえで、安全な洗い方、やってはいけない対処法、花粉と同時期に注意すべきポイントについて、プロの視点から分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
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Table of contents
目次
- 黄砂とは?放置でシミになりやすい理由
- 黄砂の除去に必要な道具
- 作業前に知っておきたいポイント
- 黄砂を安全に落とす方法
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
黄砂とは?放置でシミになりやすい理由
はじめに
黄砂とは、中国内陸部やゴビ砂漠などの乾燥地帯を起源とする、非常に微細な鉱物粒子です。
主成分は石英(シリカ/SiO₂)で、車の塗装と比べて遥かに硬い性質を持っています。
黄砂の粒径は約1〜5µmと非常に小さく、この微細さゆえに偏西風に乗って長距離を移動し、日本まで飛来します。日本では3〜5月にかけて飛散が多く、特に4月がピークとされています。
乾燥した状態の黄砂はサラサラとした粉状で、見た目には砂ぼこりのように感じられるかもしれません。しかし、雨や結露によって水分を含んだあとは注意が必要です。
黄砂は無機由来の鉱物粒子のため、水に濡れて乾燥すると塗装表面に固着・残留しやすくなり、シミやザラつきとして残ることがあります。
つまり黄砂は、乾いた状態では問題になりにくい一方で、濡れて放置すると塗装トラブルにつながりやすい汚れです。付着した場合は、擦らずに早めに洗い流すことが重要になります。

黄砂の除去に必要な道具
黄砂が付着する時期は、花粉の飛散時期とも重なります。
そのため実際の洗車では、「これは花粉か、それとも黄砂か」と見極めようとしても、慣れていないと判断が難しい場合があります。そこでおすすめなのが、花粉と黄砂の両方に対応できる洗車方法を実践することです。
ここでは、花粉と黄砂が同時に付着する時期でも、最低限の道具で安全かつきれいに仕上げるための基本アイテムを、役割ごとにご紹介します。
道具一覧
- アルカリシャンプー
- 酸性クイックディテイラー
- その他(ドライングタオル、ニトリルグローブ、ブロワー)

花粉除去アルカリ性シャンプー
黄砂が付着する時期は花粉の飛散時期とも重なるため、両方を同時に落とす洗車がおすすめです。
そこでまず行いたいのが、花粉由来の有機汚れを確実に除去できるアルカリシャンプーによる洗車です。
花粉はタンパク質を含む有機汚れのため、アルカリ性の洗浄剤で効率よく分解・除去できます。
アルカリシャンプーを使うことで、花粉汚れに加え、軽い油分汚れや黒ずみもまとめてリセットできます。今回紹介するShampoo PLUSは、pH9の弱アルカリ性シャンプーで、コーティング施工車両にも対応、コーティング専門店でも採用されている信頼性の高い製品です。
初めて使用する際は、指定の希釈倍率よりも薄めにして使用してください。
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酸性クイックディテイラー
アルカリシャンプーで花粉汚れを落としたあとは、無機汚れである黄砂への対処に移ります。
黄砂は石英(シリカ)を主成分とする無機汚れのため、酸性のクリーナーで除去するのが効果的です。
ここで使用するのが、tershineのApex+ Gloss Boosterです。酸性タイプのクイックディテイラーで、洗車後のボディにスプレーして拭き上げるだけで、黄砂由来の軽度なシミや固着汚れを除去できます。
アルカリシャンプー → 酸性クイックディテイラーという流れを取ることで、花粉(有機汚れ)と黄砂(無機汚れ)を同時に落とすことが可能です。
Apex+ Gloss Boosterは、軽度な水垢・ウォータースポット除去効果もあり、黄砂シーズン以外の日常メンテナンスにも活躍します。拭き上げ後は、鮮やかな艶とスベスベとした手触りが得られるのも特長です。
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その他
✔ ニトリルグローブ
アルカリ・酸性クリーナーを使用するため、作業時はニトリルグローブを着用することで、手荒れを防ぎ、長時間の作業でも安全に行えます。
✔ ブロワー(必要に応じて)
洗車後の水分を吹き飛ばす用途に加え、雨で濡れる前の黄砂であれば、サラサラとした粉状の状態のため、ブロワーで吹き飛ばすことが可能です。
これにより、雨や結露によって黄砂が濡れて固着してしまうリスクの軽減につながります。黄砂は「毛ばたき」や「モップ」で優しく払った場合でも、塗装にキズが入る恐れがあります。
そのため、できるだけ触れずにブロワーを使用する方法がおすすめです。
Caution
作業前に知っておきたいポイント
作業前に知っておきたいポイント
フロントガラスの曇り対策としてクリーニングや曇り止めを行う際には、以下の点に注意しましょう。
✔︎ 風の強い日の洗車は避ける
黄砂が多い時期は、風の強い日の洗車には注意が必要です。洗車や拭き上げの工程では、どうしてもボディに触れる場面が発生しますが、作業中に風で黄砂が舞い上がり、その状態で触れてしまうと洗車キズの原因になることがあります。できるだけ風の弱い日を選び、落ち着いた環境で作業を行いましょう。
✔︎ 雨が降る前、または雨が降ってすぐの洗車がおすすめ
黄砂は雨に濡れることで、塗装表面に固着しやすくなります。そのため、雨が降る前、もしくは雨が降ってすぐのタイミングで洗車を行うことで、黄砂によるシミの進行を抑えることができます。コーティングを施工しているからといって「雨で黄砂が流れ落ちる」と考えがちですが、むしろ付着した黄砂が雨に濡れることで、時間の経過とともにシミとして固着してしまうケースも多く見られます。黄砂が飛散する時期は、普段よりも少しこまめな洗車を心がけることが大切です。
How to remove yellow dust safely
黄砂を安全に落とす正しい手順
1. たっぷりの水で黄砂・花粉を洗い流す
黄砂が付着している場合は、普段よりも念入りに水で洗い流します。
特に、ボンネットやルーフ、フロントガラス周辺は黄砂が付着しやすいため、重点的に水をかけましょう。また、モールの隙間やフロントグリル部分も、高圧洗浄機やシャワーの角度を変えながら、しっかりと洗い流します。
この工程を丁寧に行うことで、後工程で発生しやすい洗車キズのリスクを大きく減らすことができます。


2. アルカリ性シャンプーで優しく洗う
アルカリ性シャンプーを指定の希釈倍率で薄め、力を入れずにボディの上を滑らせるように洗います。
Shampoo PLUSを使用する場合は、水10Lに対して30ml(キャップ約3杯)が目安です。1パネルを洗うごとにスポンジをバケツに戻し、付着した汚れをしっかり落としてから、再度たっぷりのシャンプーを含ませて洗いましょう。
これが洗車キズを防ぐ重要なポイントです。また、シャンプーが乾くとシミの原因になるため、乾きそうな場合は適宜打ち水をしながら作業を行ってください。
※お手持ちの中性シャンプーを使用する場合も、作業手順は同じです。
3. 念入りに洗い流して、水分を拭き取る
シャンプーの泡が残らないよう、たっぷりの水でボディ全体を丁寧に洗い流します。
洗い流しが終わったら、水分が自然乾燥して水垢(イオンデポジット・ウォータースポット)になるのを防ぐため、ドライングタオルで水分を必ず拭き取ります。
この工程をしっかり行うことで、後のシミ発生リスクを大きく抑えることができます。


4. 酸性クイックディテイラーで黄砂由来のシミをケア
マイクロファイバークロスに酸性クイックディテイラーをスプレーし、ボディに優しく塗り広げます。
その後、もう一枚の清潔なクロスで仕上げ拭きを行いましょう。
ムラが出る場合は塗布量を控えめにし、仕上げ拭きには必ずきれいなクロスを使用してください。黄砂由来の無機汚れを除去することで、塗装のくすみが取れ、塗装本来のスッキリとした印象に仕上がります。
クイックディテイラーをこまめに使用することで、汚れの蓄積を防ぎ、コーティングの耐久性向上にもつながります。
※上記の手順でも落とせない場合は、花粉シミの可能性があります。
以下の関連記事も併せてご覧ください。
▶︎ 花粉シミの落とし方
First aid when you can't wash your car
洗車ができない場合の応急処置
1. ブロワーで黄砂を吹き飛ばす
洗車をするに越したことはありませんが、どうしても時間がない時は、乾燥した状態の黄砂であれば、ブロワーで触れずにある程度吹き飛ばすことが除去することができます。
これにより、黄砂や花粉が雨や結露で濡れて固着してしまうリスクを減らすことができます。
※毛ばたきやモップは、黄砂の粒子を引きずってしまい、洗車キズの原因になるためブロワーの使用がおすすめです。


2. ガラスクリーナーでフロントガラスのみ拭き取る
窓ガラスコーティングを施工している車の場合、黄砂が付着した状態でワイパーを使用してしまうと黄砂が研磨剤のように働いてしまいコーティングにダメージを与えてしまいます。
特に、輸入車はワイパーの力が強いため注意が必要です。ガラスクリーナーで優しく拭き取るだけで、窓ガラスコーティングの耐久性が大きく変わるためどうしても洗車ができない場合は応急処置としておすすめです。
FAQ
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
黄砂は、乾燥している間は目立ちにくいものの、雨や結露で濡れることで塗装に固着し、シミやザラつきの原因になります。
春先は花粉と同時に付着するため、両方に対応した洗車方法を取ることが大切です。
基本は、水で流す → アルカリシャンプー → 酸性クイックディテイラーという順序を守るだけで、黄砂と花粉を安全に除去できます。
また、風の強い日の洗車を避け、雨が降る前後にこまめに洗車することで、黄砂によるダメージは大きく防げます。無理な作業はせず、落としきれない場合は専門店に任せる判断も有効です。
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