ホイール洗浄のやり方|
おすすめクリーナー・ブラシ徹底解説
Introduction
ワンランク上のホイール洗浄を
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ホイールはブレーキダストや泥汚れ、油汚れが最も付着しやすい部分です。適切に洗浄しないと黒ずみや頑固な汚れが固着し、車全体の美観を損なう原因となります。見た目の美しさを保つだけでなく、ホイール洗浄を行うことで足まわりの安全チェックにもつながりますので、ぜひ正しいやり方を身につけておきましょう。
この記事では、プロも実践するホイール洗浄の基本手順から、初心者でも使いやすい「かけるだけで汚れを落とせるクリーナー」、頑固なブレーキダストに効果的なおすすめ洗浄剤・ブラシまで徹底解説します。さらに、酸性・中性・アルカリといった洗浄剤の違いや、傷を防ぐブラシの選び方についてもわかりやすく紹介します。
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Table of contents
目次
- ホイールに付着する汚れの種類とリスク
- ホイール洗浄に必要な道具
- 作業時の注意点
- ホイール洗浄の正しいやり方と手順
- よくある質問
- まとめ
Introduction
ホイールに付着する汚れの種類とリスク
はじめに
ホイールにはブレーキダストや泥汚れ、排気ガス由来の油汚れなどが絶えず付着します。さらに見落としがちなのが、水に含まれるカルシウム・マグネシウムが乾いた時に残る水染み(ミネラル汚れ)です。これらの性質の異なる汚れが層状に重なって蓄積していくのが特徴です。
そのため、手早く綺麗にするには1種類(アルカリ性クリーナーもしくは鉄粉除去剤)の洗浄剤で、ある程度対処できますが、完璧な仕上がりを追求する場合は、酸性クリーナーでミネラル汚れを除去するなど、汚れの性質に応じた使い分けが必要になります。
また、ホイールは素材やクリア塗装、マット、サテンなど塗装によって洗浄のやり方が異なり、使えるクリーナーやブラシも変わってきます。そのため、クリーナーの選び方を誤ると、シミの原因となるため注意が必要です。 この記事では、そうした汚れの特徴を理解したうえで、すぐに実践できる効果的なホイール洗浄のやり方をご紹介します。

必要な道具
ホイールを効率よく、かつ安全に洗浄するためには、専用の道具を揃えることが重要です。ホイールの汚れに応じたクリーナーを使うことで、効率的に汚れを落とし、仕上がりに差が出ます。また、スポークやリムの奥など複雑な形状に対応できるブラシを用意しておくと、より確実に綺麗に仕上げられます。
道具一覧
- ホイールクリーナー
- 酸性クリーナー(必要に応じて)
- ホイールブラシ
- ホイールコーティング(必要に応じて)
- その他

ホイールクリーナー
ホイールクリーナーは大きく分けて「アルカリ性タイプ」と「鉄粉除去タイプ」の2種類があります。 アルカリ性クリーナーは泥汚れや油汚れに強力で、タイヤの茶色汚れにも使えます。
ただし、ボディ用よりも強めに設計されているため、ホイールコーティングをしている場合は注意が必要で、コーティングを弱めてしまうことがあります。
一方、鉄粉除去タイプはブレーキダストに反応して紫色に変化するのが特徴です。見た目は強そうですが、実際はpH中性タイプが多く、コーティング施工車にも安心して使えるのがメリットです。
初心者の方や、既にホイールコーティングをしている車にはこちらがおすすめです。
▶︎ 商品詳細はこちら - アルカリ性ホイールクリーナー
(マイルドタイプ。タイヤの茶色汚れ落としにも対応)
▶︎ 商品詳細はこちら - 鉄粉除去タイプ
(ブレーキダストだけでなく、ボディの鉄粉除去にも使用可能)
酸性クリーナー
ホイールクリーナーはブレーキダストや泥汚れ、油汚れには効果的ですが、ミネラル汚れ(シリカスケール)を落とすことはできません。このミネラル汚れに有効なのが酸性クリーナーです。特にブレーキダストの多い輸入車では、焼き付いたブレーキダストとミネラル汚れが層状に蓄積しているケースが多く見られます。
その場合、鉄粉除去剤をスプレーしても反応が弱いことがあります。これは、ブレーキダストの上にミネラル汚れが付着しているためです。
こうした頑固な汚れには、酸性クリーナーでミネラル汚れを先に落とし、その後に鉄粉除去剤を使用することで、より効果的に洗浄できます。
▶︎ 商品詳細はこちら


ホイールコーティング
ホイール専用に開発されたスプレータイプのコーティング剤です。
洗車後のホイールに吹きかけて水で流すだけで、本格的な強撥水コーティングを簡単に施工できます。
手を触れる必要がないので、ホイールの内側まで手間なくカバー可能。さらに寒い季節や時間がない時でもスピーディーに仕上げられます。
施工しておけば、汚れの付着を抑えられるため、次回の洗浄が格段にラクになるのも大きなメリット。
見た目の美しさとメンテナンス性を両立できるアイテムです。
▶︎ 商品詳細はこちら


その他
✔︎ ニトリルグローブ
ホイールクリーナーは強力な成分を含む場合があるため、手肌を守るために手袋を着用しましょう。
✔︎ マイクロファイバークロス
ボディ用に使ったクロスを使い回しても問題ありません。ただし、グロスブラックやマット、サテン仕上げのホイールは傷が目立ちやすいため、できるだけ清潔なクロスを使うのがおすすめです。
Caution
ホイール洗浄時の注意点
ホイール洗浄時の注意点
ホイールをクリーナーで洗浄する前に、必ず知っておくべき注意点をまとめました。以下のポイントを意識することで、ホイールを傷めず、安全に綺麗に仕上げることができます。
✔︎ パッチテストを忘れずに
ホイールの種類によっては、酸性やアルカリ性のクリーナーに弱いものがあります。代表例として、ハイパーシルバーやスパッタリング塗装のホイールが挙げられます。それ以外のホイールでも、劣化が進んでいる場合はダメージを受けやすいため注意が必要です。初めて使うクリーナーの場合は、必ず目立たない場所でパッチテストを行い、問題がないことを確認してから全体に使用しましょう。
✔︎ リペアされたホイールは要注意
リペアされたホイールは、簡易的な補修の場合クリア塗装が削られて下地が剥き出しのままになっていることがあります。その状態で強いクリーナーを使用すると、下地に浸透・反応してシミになるリスクがあります。不安な場合は、pH中性のシャンプーで優しく洗浄するのがおすすめです。
✔︎ 炎天下や高温時の施工は避ける
炎天下や高温時に作業をすると、クリーナーが急速に乾きシミの原因になります。これは、ホイール表面でクリーナーの濃度が急激に高まることを意味します。作業の前には必ず水でホイールをしっかり冷ましてから施工しましょう。
How to clean Wheels
ホイール洗浄のやり方と手順
1. 水をかけてホイールを冷やす
まず最初に、高温状態のホイールにクリーナーを使用するのは避けましょう。炎天下や走行直後はホイールが熱を持っているため、シャワーや高圧洗浄機でたっぷりと水をかけて冷却しながら、表面に付着した汚れもあわせて洗い流しておくのが理想的です。
ホイールが熱を持っていない場合は、この工程は省略して問題ありません。


2. ホイール全体にクリーナーをスプレーする
今回の解説では、鉄粉除去タイプのクリーナーを使用します。満遍なくホイールにスプレーをします。1〜2分でブレーキダストに反応すると紫色に変化します。
クリーナーが乾いてしまうとシミの原因になりますので、乾きそうな場合は追加でスプレーをしてください。
3. ブラシで優しく洗浄
クリーナーがブレーキダストに十分に反応したら、ホイール専用ブラシを使って優しく洗浄します。リムの奥やスポークの隙間など、細かい部分まで丁寧にブラシを当てていきます。
このとき、力を入れすぎずに汚れをなぞるように洗うのがポイントです。ブラシが届きにくい場所には、形状に合ったサイズのブラシを使い分けることで、より効率的に作業が行えます。
ブラシを軽く水で濡らすと、泡立ちが良くなり洗いやすくなります。


4. ミネラル汚れは酸性クリーナーで除去
鉄粉除去クリーナーでブレーキダストを落としたあとも、くすみや水染みが残っている場合は、ミネラル汚れ(シリカスケール)が原因の可能性があります。
このような汚れには、酸性クリーナーを使用することで効果的に除去できます。再度ホイール全体にスプレーし、スポンジやマイクロファイバークロスで優しく拭き取りましょう。
酸性クリーナーはコーティング施工済みのホイールやデリケートな塗装に使用する際には注意が必要です。使用前に目立たない場所でパッチテストを行い、反応を確認してから全体に使用してください。
5. たっぷりの水で洗い流す
すべての洗浄工程が終わったら、ホイール全体をたっぷりの水でしっかり洗い流します。
クリーナー成分が残っていると、シミの原因になるため、スポークの奥やナット周辺などの細かい部分まで丁寧にすすぐことが大切です。


6. コーティングで仕上げ(必要に応じて)
洗浄後の濡れたホイールに、専用のホイールコーティング剤を満遍なくスプレーします。そのまま30〜60秒ほど置いた後、たっぷりの水で洗い流すだけで施工は完了です。
撥水効果を高めたい場合は、上記のプロセスを繰り返すことで効果が増します。ムラなく仕上がり、次回の洗浄もスムーズになります。
最後に、マイクロファイバークロスなどで水分をしっかり拭き上げて完了です。
このひと手間で、水シミの発生を防ぎ、美しい仕上がりを保つことができます。
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
ホイールは、ブレーキダストや泥汚れ、ミネラル汚れが蓄積しやすいパーツですが、正しい洗浄手順と専用アイテムを使用することで、美しさと機能性を両立させることができます。特にブレーキダストは放置すると固着し、落としにくくなるため、鉄粉除去剤や酸性クリーナーを使った定期的なメンテナンスが効果的です。また、洗浄後にコーティングを施工することで、汚れの再付着を防ぎ、日々の洗車がぐっと楽になります。正しい道具と洗浄剤を使い、ホイール本来の輝きと清潔感を長く維持しましょう。
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