Introduction

落とすだけで艶が変わる、
水垢取りの正しいやり方

いつも「海外カーケア専門店 arinomama（ありのまま）」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

車のボディにこびりつく“水垢”は、見た目をくすませるだけでなく、放置すると塗装を傷めてしまう厄介な汚れのひとつです。一見ただのシミのように見えても、その正体はミネラル成分が乾燥して固着した無機汚れであり、通常のシャンプー洗車では落としきれません。

特に「黒いボディ」では白いシミとして目立ちやすく、見た目の印象を大きく損ないますが、実際には白やシルバーの車でも同様に付着しており、艶やコーティングの撥水が弱まる原因となります。
本記事では、車の水垢を安全に落とす方法を、初めての方でもすぐに実践できるよう実際の作業手順を画像付きで解説。
さらに、効果的な酸性クリーナーの使い方や、施工時の注意点も紹介します。

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１. シャンプー洗車で汚れを落とす

水垢除去の前に、まずはボディやガラスに付着した砂埃・泥などをしっかり落とします。汚れが残ったままだと、ウォータースポットリムーバー使用時に汚れを巻き込み、細かな傷の原因になります。

また、ボディにワックスや油分が残っているとクリーナーの反応が鈍くなるため、脱脂シャンプーで洗うのも効果的です。洗車後は、水分を丁寧に拭き取ってから次の工程に進みましょう。

２. ウォータースポットリムーバーを希釈する

使用前に、Bubble Shock（ウォータースポットリムーバー）を「製品1：水4」の割合で希釈します。
濃度が薄すぎると効果が弱まり、濃すぎると塗装やコーティングに影響を与えるおそれがあります。
特に初めて使用する場合は、必ず指定の希釈倍率を守ることが大切です。

また、Bubble Shockは日々の洗車で酸性シャンプーとして使用することで水垢予防にも効果的ですので、一度に使う分だけをボトルで希釈しておくのがおすすめです。

３. クリーナーをミットにつける

希釈したウォータースポットリムーバーは、直接ボディにスプレーせず、洗車用ミットやマイクロファイバークロスに含ませて使用します。

直接スプレーして、酸性クリーナーが使用できない素材に付着してしまうとシミの原因となりますのでご注意ください。
乾かないようにたっぷりと液剤を使用するのがポイントです。

４. 1パネルずつ塗り込む

ウォータースポットリムーバーは、広範囲に一度で塗らず、1パネルずつ丁寧に作業します。
一度に広く塗布すると液剤が乾き、シミやムラの原因になるため注意が必要です。
乾きそうな場合は、液剤を追加するか軽く打ち水して表面を湿らせましょう。頑固な水垢は強く擦らず、優しく繰り返し塗り込むことで安全に除去できます。

５. たっぷりの水で洗い流す

塗り込みが終わったら、ウォータースポットリムーバーが乾く前にすぐに大量の水で洗い流します。
クリーナー成分が残ってシミにならないよう、しっかりとすすぐことが大切です。洗い流した後は、クロスで水分を丁寧に拭き取り、水垢の残り具合を確認しましょう。

問題がなければ、同じ手順で次のパネルに移ります。

６. 水垢が落とせない時の対処法

ウォータースポットリムーバーを使用しても水垢が残る場合は、油分が混ざっている可能性があります。
その際は、メンテナンスクリーナーで油分汚れを除去してから、再度ウォータースポットリムーバーで処理しましょう。

それでも改善しない場合は、より強力なリムーバーを使用するか、最終的には研磨での除去が必要になる場合があります。どれほど強力なクリーナーでも、塗装が陥没してしまった重度な水垢は専門店での研磨が必要になります。