タイヤワックスおすすめガイド|
水性と油性の違い・使い方を解説
Introduction
失敗しないタイヤワックス選び・使い方を
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
タイヤは車全体の印象を大きく左右するパーツですが、意外とお手入れが後回しになりがちです。「タイヤワックスって本当に必要?」「水性と油性はどう違うの?」「タイヤに悪影響はないの?」と疑問や不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、コーティング専門店が実際に現場で使っている知識をもとに、タイヤワックスの効果・メリットとデメリット、水性と油性の違い、正しい使い方、おすすめ製品までをわかりやすく紹介します。
初心者の方でも安心して施工できるよう、必要な道具や注意点もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
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Table of contents
目次
- タイヤワックスを使うメリットと効果
- 水性と油性タイヤワックスの違い
- タイヤワックス施工に必要な道具
- タイヤワックス施工の注意点
- タイヤワックスのやり方
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
タイヤワックスを使うメリットと効果
はじめに
タイヤの艶出しや保護を目的としたタイヤワックスには、「濡れた深い艶」を演出するタイプから、自然で落ち着いた仕上がりのものまであります。どんなにボディが綺麗でも、タイヤが汚れていると全体の印象は損なわれるため、仕上げとして欠かせないアイテムです。
一方で、「タイヤワックスは本当に必要?」「油性タイプはゴムを傷めるのでは?」と疑問に思う方も少なくありません。確かに、使い方を誤ると汚れを引き寄せたり、走行中に飛び散ってボディを汚す原因になることがあります。
しかし、水性と油性の特徴を理解し正しく施工すれば安心して使用可能です。プロの現場でも採用される基本的なやり方を押さえておけば、洗車後にひと手間加えるだけで車全体の印象を大きく変えることができます。
さらにタイヤワックスは、見た目を整えるだけでなく、紫外線によるゴムの劣化を遅らせる効果も期待できます。硬化やひび割れの進行を防ぎ、長期間にわたりコンディションを維持できる点も大きなメリットです。

Introduction
水性と油性タイヤワックスの違い

【油性タイヤワックス】
濡れたような深い艶を演出でき、耐久性も水性より長いのが特徴です。石油系溶剤を含むことが多く、誤った方法で過度に塗布するとタイヤを痛める可能性があります。ただしこれは主に一昔前の安価な石油系溶剤を配合していた製品に当てはまり、近年の製品ではそこまで神経質になる必要はありません。タイヤの劣化要因の多くは紫外線や走行熱であり、実際にはワックスの影響が出る前に走行による擦り減りで寿命を迎えるケースが大半です。
【水性タイヤワックス】
自然で落ち着いた艶感が特徴で、タイヤに優しく初心者の方にも安心です。耐久性は油性に劣りますが、ムラになりにくく、さらっとした使用感で扱いやすいのもメリットです。表面に保護膜を形成し、紫外線による劣化を抑える効果も期待できます。
【まとめ】
どちらも正しく使えばタイヤに悪影響を与えることなく、安心して艶感を楽しめます。濡れ艶を長く維持したいなら油性、自然でナチュラルな仕上がりなら水性と、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
タイヤワックス施工に必要な道具
タイヤワックスを美しく仕上げるには、下地処理と専用道具が欠かせません。汚れたままのタイヤや古く劣化したタイヤワックスの上から何度も重ね塗りすると、仕上がりが安定せず、本来の効果を発揮できなくなります。
そのため、定期的にタイヤクリーナーでリセットし、用途に合わせてワックスを使い分けることが大切です。また、強すぎるクリーナーはタイヤを傷める原因になるため、必ず自動車用に開発された専用品を選ぶようにしましょう。
道具一覧
- 水性タイヤワックス
- 油性タイヤワックス
- タイヤクリーナー
- タイヤブラシ
- その他

水性タイヤワックス
水性タイヤワックスの魅力は、自然で落ち着いた艶と扱いやすさにあります。
イギリスのカーボンコレクティブ社が開発したタイヤワックスは、水性ベースでありながらベタつきを残さず、撥水性・撥油性に優れた被膜を形成し、美観を長く保ちます。さらに帯電防止効果によりホコリや汚れの付着を防ぐため、日常のメンテナンスにも取り入れやすいのが特徴です。
UV保護によってタイヤやゴムパーツの劣化を防ぎ、効果は数週間持続します。仕上がりは施工方法によって変えられ、1層では落ち着いたサテン調に、2〜3層を重ねれば濡れたような艶感を演出できます。好みに合わせて艶感をコントロールできる点は、水性ワックスの中でも大きな強みです。
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油性タイヤワックス
油性タイヤワックスの魅力は、濡れたような深い艶と高い耐久性にあります。
スウェーデンのターシャイン社が開発したタイヤワックスは、タイヤ表面に高級感ある保護被膜を形成し、長期間にわたって深みのある艶を維持します。
主な用途はタイヤの艶出しですが、プラスチックやゴムパーツ、さらにはエンジンルームにも使用可能です。乾いた状態で施工することで、しっとりとした艶感を安定して得られます。さらに、人体や環境への配慮として高フッ素化合物を一切含まない処方を採用しており、安全性と環境性能を両立しています。
艶と耐久性を重視する方におすすめできる油性タイヤワックスです。
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タイヤクリーナー
タイヤワックスを美しく仕上げるには、施工前の下地処理が欠かせません。特に古いワックスや茶色く変色した汚れを落とさずに塗布すると、ムラや定着不良の原因になります。
そこで活躍するのが、サムズディテイリングの ホイール&タイヤクリーナーです。名前の通りタイヤだけでなくホイールにも使えるアルカリ性クリーナーで、濃密な泡が汚れにしっかりと留まり、頑固な汚れを効果的に分解します。
高い洗浄力を備えているため、使用頻度は数ヶ月に一度で十分です。日常的な洗浄はカーシャンプーで対応し、汚れが気になったときに使うと効率的にメンテナンスができます。
サムズディテイリングの看板製品として、多くのユーザーに支持されている理由が納得できる一本です。
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タイヤブラシ
タイヤクリーナーをスプレーして水で洗い流すだけでは、頑固な茶色い汚れや古いワックスは完全には落ちません。クリーナーを吹きかけた後にブラッシングを行うことで、汚れが浮き上がり、ゴム表面をよりきれいに仕上げることができます。
特にサイドウォールは汚れが溜まりやすいため、ブラシでの物理的な擦り落としが効果的です。
専用のタイヤブラシは、適度なコシと柔らかさを兼ね備えており、ゴムを傷めずにしっかり洗浄できるのが特徴です。タイヤの下地をきれいに整えることで、後に施工するワックスの仕上がりや耐久性も大きく向上します。


その他
✔️ ニトリルグローブ
タイヤクリーナーを素手で使用すると肌荒れを引き起こすため、必ずニトリルグローブを着用しましょう。
✔️ マイクロファイバークロス
洗車後の水分の拭き取りに使用します。タイヤワックスを塗る際に、タイヤが濡れていると本来の性能が発揮されないため、しっかりと拭き取りましょう。
✔️ スポンジアプリケーター
タイヤワックスを均一に塗り込むにはアプリケーターの使用がおすすめです。スポンジアプリケーターを使うことでムラを防ぎ、重ね塗りもスムーズに行えます。簡易的に済ませたい場合には、クロスで代用することも可能です。
Caution
タイヤワックスの注意点
タイヤワックスの注意点
タイヤワックスを美しく仕上げるためには、施工時にいくつかの注意が必要です。ここでは失敗しやすいポイントとその回避法を紹介します。
✔︎ ワックスを塗りすぎない
ムラなく綺麗に仕上げるポイントは、一度に厚塗りせずに、薄く少しずつ塗布することです。過度に厚塗りしてしまうと、タイヤワックスがボディやホイールに飛散してシミになるsling(スリング)という現象が起きてしまいリカバリーが非常に困難です。
✔︎ トレッド面には塗らない
トレッド面には塗らないタイヤのトレッド(接地面)にワックスを塗ると、タイヤのグリップ力が低下し、滑りの原因となり非常に危険です。施工は必ずサイドウォール部分のみに留めましょう。
Step for cleaning tyre
タイヤを綺麗に仕上げる手順
1. シャワーで足回り全体を洗い流す
まずはシャワーや高圧洗浄機を使い、タイヤとホイールに付着した砂や泥をしっかり落とします。
また、施工前に水をしっかりかけておくことで、走行直後に残っている熱を冷ます効果もあります。
タイヤが高温のままだと、クリーナーの成分が過剰に反応し、シミや変質を招く恐れがあるため注意が必要です。


2. タイヤクリーナーをスプレーしてブラッシングする
強めのアルカリ性クリーナーを使う場合、直接タイヤに吹きかけるとボディやホイールに飛散し、シミの原因になることがあります。そのため、ブラシにスプレーしてから均一にブラッシングするのが安全です。
また、タイヤは濡れていると汚れ具合が分かりにくいため、この段階で念入りに作業しておくことが重要です。ブラッシングが不十分だと、後の工程で汚れが残っていた、というケースも少なくありません。
さらに、クリーナーが乾きそうな場合は、追加でスプレーするか軽く打ち水をして、濡れた状態を保ちながら落ち着いて作業しましょう。
3. 水で洗い流す
ブラッシングで浮かせた汚れやクリーナー成分を、たっぷりの水でしっかり洗い流します。特にタイヤの溝やサイドウォールは洗浄液が残りやすいため、角度を変えながら水を当てることがポイントです。
流れてくる水が透明になるまでが目安です。
ここで洗い残しがあると、シミの原因になるため、念入りに行いましょう。


4. 水分を拭き取る
洗浄後はマイクロファイバークロスやブロワーでタイヤ表面の水分を拭き取ります。
足回りはボディ洗車の際に再び濡れてしまうため、ボディの洗車が終わってから仕上げに拭き取るのがおすすめです。
また、足回りで使用したクロスは汚れが付着して再利用しづらいため、使い古しのマイクロファイバークロスで問題ありません。
5. タイヤワックスをアプリケーターにスプレーする
タイヤワックスは直接タイヤにスプレーすると、ホイールやボディに飛び散ってシミの原因になります。
そのため、必ずスポンジアプリケーターに適量をスプレーしてから塗布しましょう。


6. タイヤワックスを薄く均一に塗り込む
タイヤのサイドウォールは一度で全体を均等に塗ろうとしても、文字や細かい溝の凹凸があるためムラになりがちです。
そのため、まずは内側から外側へと複数回に分けて塗布していきましょう。厚塗りせずにアプリケーターで薄く往復させることで、細部までワックスが行き渡り、均一で自然な仕上がりになります。
7. 車を少し動かして設置面を仕上げる
タイヤの設置面付近はアプリケーターが届かず、サイドウォールの外側を塗り残してしまうことがあります。
その場合は、車を数十センチ動かして設置部分をずらし、残りの部分を塗布しましょう。
こうすることでサイドウォール全体を均一に仕上げることができ、見た目の完成度が大きく向上します。


8. 乾燥させて仕上げ
タイヤワックスを厚塗りしてしまった場合、施工後すぐに走行すると余分なワックスが飛び散り、ボディやホイールにシミを作る原因になるため、施工後にマイクロファイバークロスで軽く拭き取っておくと仕上がりが安定します。
また、油性タイヤワックスは時間が経つと埃や汚れを吸着しやすく、その上から重ね塗りすると汚れがどんどん蓄積してしまいます。
定期的にタイヤクリーナーでリセットすることで、美しい状態を長く維持できます。
FAQ
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
タイヤワックスは、艶を与えるだけでなく、足元を美しく引き締めることで車全体の印象を大きく高めてくれます。水性はナチュラルで扱いやすく、油性は濡れ艶と高耐久性が魅力で、仕上がりの好みに応じて選ぶのが最適です。施工の際は、下地処理をしっかり行い、ワックスを薄く均一に塗布することが仕上がりを左右します。さらに、定期的にタイヤクリーナーでリセットすることで、美しい艶を長く維持できます。ボディがどれほど綺麗でも、足元が整っていなければ全体の完成度は損なわれます。逆に、タイヤまで丁寧に仕上げることで、愛車全体の存在感や洗練さが一段と際立ちます。日常の洗車にひと手間加えるだけで、その違いを実感できるでしょう。
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