タイヤの茶色汚れの原因と落とし方|
黒く艶やかに仕上げるプロの方法
Introduction
タイヤの茶色汚れを落として足元から美しく
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タイヤに付着する茶色い汚れは、洗車をしてもなかなか落ちず、多くの方が悩まされています。ボディがどれだけ輝いていても、タイヤがくすんでいると車全体の印象は引き締まりません。この記事では、タイヤ茶色汚れの原因と、プロも実践する効果的な落とし方を詳しく解説します。
さらに、黒く艶やかなタイヤを長く維持するためのケア方法についてもご紹介します。特別な道具や高額な機材がなくてもできる方法を中心にまとめていますので、ぜひ日々の洗車に取り入れてみてください。
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Table of contents
目次
- タイヤの茶色汚れの原因
- 必要な道具
- クリーニング時の注意点
- タイヤの茶色汚れを落とすための手順
- よくある質問
- まとめ
Introduction
本記事の解説について
タイヤの茶色汚れの原因
タイヤに現れる茶色い汚れの主な原因は「ブルーミング」と呼ばれる現象です。タイヤのゴムには、ひび割れや劣化を防ぐために「アンチオゾナント」という薬剤が配合されています。この成分はオゾンや紫外線からタイヤを守る役割を果たしますが、時間の経過や走行中の発熱により表面ににじみ出てきます。
特に、黒いタイヤが茶色っぽく見えるのは、このアンチオゾナントが酸化して変色しているためです。さらに道路の汚れやブレーキダスト、泥、油分などがタイヤ表面に付着すると、茶色い膜のように見えることがあります。日常的に走行しているだけでもこれらは蓄積するため、洗車を怠ると汚れが固着し、通常の水洗いでは落としにくくなります。
ブルーミング自体は劣化を早める現象ではありませんが、美観を損ないやすく、汚れと混ざることでクリーニングが困難になるため、定期的なお手入れがおすすめです。

必要な道具
タイヤの茶色汚れを効果的に除去するためには、以下の道具を揃えることが重要です。専用のタイヤクリーナーやブラシを使うことで、汚れやブルーミングを効率よく落とすことができます。また、洗浄後にタイヤワックスを塗布すれば、黒々とした艶を与えると同時に汚れの再付着を防ぐ効果も期待できます。それぞれの特徴と役割を理解し、効率的に活用しましょう。
道具一覧
- タイヤクリーナー
- タイヤブラシ
- タイヤワックス(必要に応じて)
- その他

タイヤクリーナー
路面走行によって付着したブレーキダスト、泥、油分、さらにタイヤ特有の茶色い汚れ(ブルーミング)を効果的に落とすために、タイヤクリーナーは一般的にアルカリ性の製品が主流です。軽度な汚れであれば中性クリーナーでも問題ありませんが、茶色の変色が目立つ場合はアルカリ性の方が洗浄力に優れています。ただし、過度に強いアルカリ性のタイヤクリーナーはタイヤを傷める恐れがあるため注意が必要です。
初心者や日常メンテナンス用途であれば、マイルドな設計で安全性の高い3D Car Care「ホイール&タイヤクリーナー」がおすすめです。この製品はタイヤだけでなくホイールにも使用可能で、1本で足回り全体を効率よく洗浄できます。
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タイヤワックス
タイヤワックスは、洗浄後のタイヤに艶や質感を与え、紫外線による劣化を防ぐ仕上げ剤です。
油性タイプは耐久性に優れますが、劣化したワックスを定期的にタイヤクリーナーで落とさないと、汚れを巻き込み、ワックス自体が汚れの原因になることがあります。そのため、まずは扱いやすい水性タイプから試すのがおすすめです。
水性タイプはタイヤに優しく、日常メンテナンスにも適しています。特に3D GLWシリーズのSiO2セラミックタイヤワックスは、水性ながら高い耐久性と保護性能を発揮。撥水・防汚性能にも優れ、走行後の飛び散りやベタつきが少ないため、初心者からプロまで安心して使用できます。
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その他
✔︎ ニトリルグローブ
ケミカルを使用する際は、必ずニトリルグローブやマスク、眼鏡といった保護具を着用するようにしましょう。
✔︎ マイクロファイバークロス
高価なものを用意する必要はありませんので、安価なものでも多めにクロスを使用する方がおすすめです。
✔︎ ワックスアプリケーター
タイヤワックスを均一に塗り込むためのスポンジパッドです。安価に済ませたい場合は、マイクロファイバークロスで代用することも可能です。

Caution
失敗しやすいポイントとその回避法
失敗しやすいポイントとその回避法
タイヤの茶色汚れを落とす際の注意点をご紹介します。
✔︎ 直射日光や高温時の施工を避ける
直射日光や高温時は、液剤の反応が早まり過ぎてシミやムラの原因になります。特に炎天下ではタイヤクリーナーが急速に乾き、タイヤやホイールにダメージを与える可能性があるため、日陰や涼しい時間帯での施工が理想です。
✔︎ クリーナーが乾かないように注意する
ホイール表面でクリーナーが乾くとシミや変色の原因になります。特に炎天下では液剤が乾きやすいため、タイヤを洗ってからホイールを洗うなど、作業範囲を分けて一度にスプレーしすぎないようにしましょう。
How to clean tyre
タイヤを洗浄するための手順
1. シャワーで足周りの汚れを洗い流す
まずはホースや高圧洗浄機を使い、タイヤとホイール全体に水をかけて砂や泥などの大きな汚れを落とします。効率良く洗浄するためのポイントは、タイヤの上部から下部に向かって順に水をかけ、汚れを押し流すことです。
また、この段階でしっかりと水をかける理由は、タイヤやホイールにこもった熱を冷ますためでもあります。特に走行直後は熱が残っているため、クリーナーやワックスの成分が過剰反応してシミや変質を招くのを防ぎます。ホイールの奥やタイヤとフェンダーの隙間など、水が届きにくい箇所はノズルの角度を変えてしっかりすすぎます。
この段階でしっかり泥や砂を流しておくことで、後のブラッシングで傷を付けるリスクを減らせます。


2. タイヤクリーナーをスプレーする
タイヤ全体にまんべんなくタイヤクリーナーをスプレーします。 また、ホイールにもクリーナーが付着することがありますが、タイヤ用クリーナーがホイールに適しているか事前に確認しましょう。
スプレー後は、液剤がタイヤ表面に浸透するまで30秒程度置きます。ただし直射日光や高温時は乾きやすいため、放置時間を短くし、乾燥しそうな場合は追加でスプレーして濡れた状態を保ちます。
3. タイヤブラシでブラッシングする
タイヤのサイドウォール全体を、タイヤブラシで優しくブラッシングします。汚れがひどい場合は、ブラッシングの途中でタイヤクリーナーを追加スプレーすると効果的です。また、クリーナーが乾きそうな場合は、軽く打ち水をするか、追加でクリーナーをスプレーして濡れた状態を保ちながら作業します。


4. 水で洗い流す
ブラッシングで浮かせた汚れやクリーナー成分を、シャワーでしっかりと洗い流します。タイヤの溝やサイドウォールに洗浄液が残らないよう、角度を変えながらまんべんなく水を当てるのがポイントです。この工程を丁寧に行うことで、クリーナーの成分残りによるシミや劣化を防げます。
5. タイヤワックスを塗布する
タイヤ表面の水分をマイクロファイバークロスでしっかり拭き取ります。その後、タイヤワックスを適量取り、サイドウォール全体に均一に塗り広げます。
水性タイプのワックスなら初心者でも扱いやすく、自然な艶感と紫外線からの保護効果が得られます。塗布後は数分置いてから軽く拭き上げると、ムラのない仕上がりになります。

よくあるご質問
Conclusion
まとめ
タイヤの茶色汚れは、劣化防止剤のにじみ出しによる「ブルーミング」と、走行中に付着するブレーキダストや油分、泥などが原因です。放置しても安全面での問題はありませんが、美観が損なわれ、汚れが固着して落としにくくなります。きれいなタイヤを維持するためには、定期的な洗浄と適切なケミカルの使用が重要です。軽い汚れは中性クリーナー、茶色汚れが目立つ場合はマイルドなアルカリ性クリーナーを選び、専用のタイヤブラシで丁寧にブラッシングします。仕上げには水性タイヤワックスを塗布することで、自然な黒さと艶を長期間キープできます。ボディがきれいでも、タイヤが汚れていると全体の印象が引き締まりません。足元まで美しく仕上げることで、車全体の見栄えと満足感が大きく向上します。
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