車や窓のステッカーを綺麗に剥がす方法|
ガラス・ボディ別の手順と道具
Introduction
車や窓のステッカーを綺麗に剥がしたい方へ
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
中古車を購入した際や、長年乗ってきた愛車の見た目をスッキリさせたいときに、多くの方が気になるのがフロントやリアガラスに貼られたステッカー。特に「燃費基準達成車」や「低排出ガス車」などの性能表示ステッカーは、新車購入時に販売店が貼り付けますが、経年劣化で色あせたり、不要になったりすることがあります。
しかし、無理に剥がそうとするとガラスや塗装を傷つけたり、糊の跡が残ってしまったりすることも。本記事では、プロが実践する窓ガラス・ボディの安全で綺麗なステッカー剥がし方法を、必要な道具や手順とあわせて詳しく解説します。
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Table of contents
目次
- はじめに
- 必要な道具の準備
- 失敗しやすいポイントとその回避法
- ステッカーを剥がす手順
- まとめ
Introduction
本記事の解説について
はじめに
車の「燃費基準達成車」や「低排出ガス車」などのステッカーは、新車購入時に貼られますが、法律的には剥がしても問題ありません。それでも、多くの方がそのままにしてしまい、年数が経って見た目や状態が悪くなることがあります。
長期間貼りっぱなしにすると粘着剤が硬化し、無理に剥がそうとすると糊跡が残ったり、ガラスや塗装を傷つける恐れがあります。正しい方法と道具を使えば、初心者でも安全かつ綺麗に剥がせるため、見た目をスッキリさせたい方や車を売却予定の方には早めの対応がおすすめです。
この記事では、ガラス面とボディ面それぞれに適したステッカーの剥がし方、必要な道具、そして失敗しないためのポイントをわかりやすく解説します。

必要な道具
ステッカーを安全かつ綺麗に剥がすためには、以下の道具を準備しておくことが重要です。事前に揃えておくことで作業がスムーズになり、糊跡や傷を防げます。ホームセンターやカー用品店で手軽に入手できるもので構いません。
道具一覧
- スクレーパー
- 糊跡除去剤
- ドライヤー
- その他

スクレーパー
スクレーパーは、ステッカー本体を剥がすための道具です。
紫外線や熱、経年劣化で硬化し、パリパリと割れるようになったステッカーには金属製スクレーパーが有効です。硬化したフィルムを効率よく剥がせます。
一方、まだ新しい柔らかいステッカーは、プラスチックタイプのスクレーパーを使う方が安全です。窓ガラスや塗装面、樹脂パーツを傷つけにくく、作業ミスを防げます。
また、金属刃とプラスチック刃を付け替えできるタイプのスクレーパーもあります。ステッカーの状態に応じて使い分けられるため、1本持っておくと作業効率が上がります。
糊跡除去剤
ステッカー剥がし後に残る糊跡を効果的に溶かして除去できる専用クリーナーです。
特にCarbon Collectiveの「SHIFT Intensive Cleaner」は、ステッカー糊だけでなく、ピッチタールやグリースなど頑固な汚れも落とせる高性能タイプです。スプレーして数秒〜数十秒置くことで粘着剤を軟化させ、マイクロファイバークロスで拭き取れば簡単に除去できます。
紫外線や熱で硬化した糊にも対応し、ボディ・ガラスどちらにも使用可能。塗装面を傷めにくく、作業後は水でしっかり洗い流すだけで完了します。
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ドライヤー(またはヒートガン)
ステッカーは温めることで粘着剤が柔らかくなり、ステッカー自体も剥がれやすくなります。
夏場は外気温によって、ある程度柔らかくなるため必須ではありませんが、特に寒い時期はステッカーの柔軟性が低下し、剥がしにくくなります。
家庭用ドライヤーは温度が低めで安全性が高く、初心者にも扱いやすい一方で、劣化が進んだステッカーでは剥がすのに時間がかかることがあります。
ヒートガンは高温で効率的にステッカーを柔らかくできる反面、一点に集中して加熱しすぎると塗装が焦げたり溶けたりするなど、素材を傷める恐れがあるため注意が必要です。
その他
✔︎ ニトリルグローブ
ケミカルを使用する際は、必ずニトリルグローブやマスク、眼鏡といった保護具を着用するようにしましょう。
✔︎ マイクロファイバークロス
高価なものを用意する必要はありませんので、安価なものでも多めにクロスを使用する方がおすすめです。
✔️ ガラス用コンパウンド(必要に応じて)
ステッカーの経年劣化が激しい場合、糊跡除去後にステッカー跡が残ることがあります。その際は、マイクロファイバークロスに適量のコンパウンドを付けて磨くことで、きれいに仕上げられます。

Caution
失敗しやすいポイントとその回避法
失敗しやすいポイントとその回避法
ステッカー剥がしを行う前に注意点をご紹介します。必ず、以下の注意点に気をつけて作業を行ってください。
✔︎ ヒートガン使用時の加熱しすぎに注意
ヒートガンでの加熱はステッカーを剥がしやすくする一方で、塗装や樹脂パーツへのダメージリスクもあります。一点に集中して熱を与えすぎないよう、距離と時間を調整しながら行います。
✔︎ 糊跡除去剤は乾かさない
糊跡除去剤は乾燥すると濃度が高まり、素材にダメージを与える恐れがあります。乾きそうな場合は再度スプレーして湿らせながら作業します。
ステッカーを綺麗に剥がす手順(ボディ・窓)
1. 汚れを拭き取る
作業を始める前に、濡らして固く絞ったマイクロファイバークロスでガラスやボディ表面のホコリや砂を拭き取ります。細かなゴミが残ったまま作業すると、スクレーパーでガラスを傷つける恐れがあるため、必ず事前にきれいにしておきます。


2. ドライヤーでステッカーを温める
ステッカーを剥がしやすくするため、家庭用ドライヤーで温風を当てます。冬場や気温の低い環境では特に効果的で、ステッカーの柔軟性が戻り、フィルムが割れにくくなります。
ドライヤーはステッカーから10〜15cm程度離し、全体を均一に温めます。ヒートガンを使う場合は、一点に当て続けず、こまめに動かして様子を見ながら作業してください。
3. スクレーパーで丁寧に剥がす
傷をつけないよう、スクレーパーはなるべく水平にしてガラス面に沿わせます。新しいステッカーであればまだ柔軟性があるため、縁の部分をスクレーパーで少し剥がしたら、その後は手でゆっくりと剥がすことができます。一方、経年劣化でパリパリになっている場合は、金属刃のスクレーパーを使うと効率的に作業できます。
抵抗を感じたら無理に剥がさず、再度温めながら少しずつ進めましょう。ステッカーは一気に勢いよく剥がすよりも、ゆっくりと慎重に剥がした方が糊跡が残りにくく、仕上がりがきれいになります。


4. 糊跡を拭き取る
作業前には必ずニトリルグローブを着用し、手や肌をケミカルから保護してください。ステッカーを剥がした後に残った糊跡は、専用の糊跡除去剤(タール&グルーリムーバー)を使って落とします。窓ガラスやボディに直接スプレーすると、関係のない部分にかかってしまうため、まずはマイクロファイバークロスに適量スプレーします。
そのクロスで糊跡部分に塗り込み、数十秒ほどふやかした後、クロスの乾いた面で軽く擦ると綺麗に除去できます。
5. コンパウンドで最終仕上げ
経年劣化が激しいステッカーの場合、糊跡を除去してもステッカー跡が残ることがあります。その際は、マイクロファイバークロスに少量のコンパウンドを付け軽く磨きます。力を入れすぎるとガラスや塗装に細かな傷をつける可能性があるため、あくまで優しく磨くことがポイントです。
作業後は、コンパウンドの粉や油分をきれいに拭き取り、仕上げます。

よくあるご質問
Conclusion
まとめ
ステッカー剥がしは、車の見た目を整えるために欠かせない作業です。正しい手順と道具を使えば、塗装やコーティングを傷めずに糊跡もきれいに除去できます。コーティング施工車では、剥がした部分が未施工になるか、一部コーティングが取れる可能性があるため注意が必要です。低温時はドライヤーやヒートガンで温めてから作業すると効率的です。適切な方法で作業し、美しい仕上がりを維持しましょう。
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