車の虫汚れの取り方|
おすすめクリーナーとコーティングによる虫除け対策
Introduction
放置は注意、
虫汚れを安全に落とす方法と対策
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
夏の高速道路を走ったあと、フロントバンパーやミラー、フロントガラスにびっしりと付く「虫汚れ」。見た目が悪いだけでなく、放置すると虫汚れが固着し、クリア層に虫の形のシミが残ることもあります。
特にボディ表面温度が高くなる夏場に放置してしまうと、虫の血(体液)やタンパク質が酸化・固着しやすく、通常のシャンプー洗車では落としきれません。
本記事では、車の虫汚れを安全に落とす方法を、おすすめの虫取りクリーナーや使い方のコツ、さらにコーティングによる防汚・虫除け対策まで、プロの視点で詳しく解説します。実際の施工ノウハウをもとに、初心者でもすぐ実践できる手順で紹介しています。
ぜひこの記事を参考に、虫汚れのない美しいボディを取り戻してください。
公式LINE登録で、700円クーポンプレゼント!
▶︎ arinomama公式LINEはこちら

Table of contents
目次
- 虫汚れの影響と放置リスク
 - 虫汚れを落とすのに必要な道具
 - 作業前に知っておきたい注意点
 - 虫汚れを安全に落とす正しい手順
 - よくある質問(Q&A)
 - まとめ
 
Introduction
虫汚れの影響と放置リスク
はじめに
走行中の車に付着する虫汚れは、見た目が悪いだけでなく、放置すると塗装やコーティングに深刻な影響を与えます。
特に夏場の高速道路では虫の汚れが大量に付着しやすく、ボディ表面温度が70℃近くまで上がることで、虫汚れが酸化や熱によって化学変化を起こし、強固に固着してしまうことがあります。
放置された虫汚れには尿酸やタンパク質が含まれており、熱変性によって塗装面に腐食やシミ跡を残す原因となります。これらの汚れは乾燥して硬化するため、通常のシャンプー洗車では落としきれず、除去には専用の虫取りクリーナーが必要になります。
さらに、時間が経過すると虫汚れを落とした後でも、塗装のクリア層が虫の形でシミ(変形)して残り、修復が困難になってしまう場合があります。虫汚れは見た目以上に化学的なリスクを伴うため、早めの除去と正しいケアが重要です。

虫汚れを安全に落とすために必要な道具
虫汚れは、正しい道具を使って安全に落とすことが重要です。特に固着してしまった汚れを無理に擦ると、塗装に傷が付いてしまう恐れがあります。そのため、専用の虫取りクリーナーを使用し、汚れを化学的に分解してから優しく拭き取るのが基本です。
放置期間が長く、虫汚れを除去してもクリア層に変形シミが残ってしまった場合は、塗装表面に熱を与えることで、本来の状態に復元できる場合があります。また、虫取りクリーナーはアルカリ性のため、作業中は必ずニトリルグローブを着用して皮膚を保護しましょう。
以下では、虫汚れ除去に最適な基本アイテムを紹介します。
道具一覧
- 虫取りクリーナー
 - 熱湯(シミになった場合)
 - その他
 

虫取りクリーナー
虫取りクリーナーは、通常のアルカリクリーナーや家庭用洗剤とは異なり、虫の体液(血液成分)まで化学的に分解できる専用品です。虫汚れは、酸化・熱変性によって固着した「タンパク質汚れ」で構成されており、一般的なアルカリ洗剤では虫汚れの本体しか落とせません。専用クリーナーは、タンパク質や有機酸を分解することで、虫の体液や血液の跡までしっかり除去します。
市販の家庭用洗剤は一見似た効果を持つように見えますが、アルカリ成分が強すぎると塗装にシミを残すリスクがあります。専用品であれば、スプレーして水で流すだけでほとんどの虫汚れを安全に除去できるため、ボディ・窓ガラス・ナンバープレートなどの虫汚れにおすすめです。さらに、鳥フンなどのタンパク質汚れにも高い効果を発揮します。
▶︎ 商品詳細はこちら
熱湯(シミになった場合)
虫汚れを長期間放置すると、虫の体液に含まれるタンパク質や有機酸の影響で、塗装表面のクリア層がわずかに収縮・変形し、虫の形がうっすら残るシミになることがあります。
そのような場合は、電気ケトルで沸かした約80℃前後の熱湯をクロス越しにかけることで、クリア層が熱膨張を起こして応力が緩和され、変形が軽減されることがあります。ただし、樹脂製バンパーは熱に弱いため、少しずつ様子を見ながら慎重に作業してください。
また、冬場などで車両が冷えている状態では、急激な温度差によって窓ガラスが割れる可能性があるため、事前に軽く温めるなどの配慮が必要です。


その他
✔ マイクロファイバークロス
虫取りクリーナーを使用した際、もしスプレーしてから水で洗い流すだけで汚れが落ち切らない場合は、柔らかいマイクロファイバークロスで軽く撫でるように拭き取ると効果的です。
✔ ニトリル手袋
虫取りクリーナーはアルカリ性のため、作業時は必ずニトリルグローブを着用し、直接肌に触れないようにしましょう。
✔ 高圧洗浄機
虫取りクリーナーで化学的に分解した汚れは、高圧洗浄機で勢いよく洗い流すとより効果的です。高圧洗浄機がない場合は、散水ノズルを一番強いパターンに設定して代用しましょう。
Caution
作業前に知っておきたい注意点
作業前に知っておきたい注意点
フロントガラスの曇り対策としてクリーニングや曇り止めを行う際には、以下の点に注意しましょう。
✔︎ 炎天下では作業しない
虫取りクリーナーはアルカリ性のため、炎天下やボディ表面が高温の状態で使用すると、クリーナーが急速に乾いてシミの原因になることがあります。特に夏場のボンネットやバンパーは70℃近くまで温度が上がるため、日陰や朝夕など気温が落ち着いた時間帯で作業するようにしましょう。
✔︎ 放置せず、擦らずに落とす
虫汚れは時間が経つほど、体液中のタンパク質や有機酸が酸化・硬化して塗装に固着します。見つけたらできるだけ早く対処するのが、美観を保つためのポイントです。
How to remove bug from body safely
虫汚れを安全に落とす正しい手順
1. 塗装が熱を持っていないか確認する
まず最初に、塗装面やガラスが熱を持っていないか確認します。炎天下の状態で虫取りクリーナーをスプレーすると、薬剤がすぐに乾いてしまい、濃度が上がって過剰反応を起こすことでシミの原因になることがあります。
もしボディ表面が熱い場合は、水をかけて十分に冷ましてから作業を開始しましょう。特に夏場は、ボンネットやバンパーなど金属や樹脂部分が高温になりやすいため注意が必要です。


2. 虫取りクリーナーをスプレーする
「クリーナーが乾くとシミになる」という点を念頭に、虫汚れが付着している部分へ虫取りクリーナーをたっぷりスプレーします。スプレー後はすぐに洗い流さず、1〜2分ほど置いて薬剤を浸透・分解させましょう。
(※夏場など乾きやすい環境では、失敗を防ぐためにも時間を空けずにすぐ洗い流して構いません。)
液剤が乾きそうな場合は、追加でスプレーして乾燥によるシミの発生を防ぐことが大切です。固着が強い場合は、洗車スポンジやマイクロファイバークロスで優しく馴染ませるようにすると、より効果的に除去できます。
3. 水でしっかり洗い流す
分解した虫汚れを高圧洗浄機、あるいは散水ノズルの水圧が強いパターンに設定して、勢いよく洗い流しましょう。
一度で落としきれなかった場合は、上記のプロセスを繰り返します。虫汚れを落とすことができたら、水が乾いてシリカスケール(ミネラル汚れ)が付着しないようにしっかりとクロスで拭き取ります。
塗装と窓ガラスにコーティングを施工することで虫汚れの固着の対策にもなるため、余裕のある方はおすすめです。


4. シミになってしまった場合は熱湯で修復する
夏場に虫汚れを放置してしまった場合、塗装表面にうっすらと虫の形でクリアにシミが残ることがあります。このような場合は、塗装本来の形状に戻すために熱を加えることで元に戻ることがあります。
電気ケトルで沸かした70〜80℃程度の熱湯を、様子を見ながらシミ部分に少しずつかけていきましょう。ただし、時間が経ちすぎたシミは戻らないこともあるため、効果が見られない場合は作業を中止してください。
FAQ
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
虫汚れは、見た目だけでなく塗装やコーティングに化学的なダメージを与える厄介な汚れです。特に夏場の高速走行後は、虫の体液やタンパク質が酸化して固着しやすく、放置するとクリア層に虫の形でシミが残ることもあります。
本記事で紹介したように、虫取りクリーナーを乾かさずに使い、優しく拭き取りまで丁寧に行うことが、塗装を守るうえで最も重要なポイントです。
また、定期的な洗車やコーティングメンテナンスを行うことで、虫汚れの付着を未然に防ぐことができます。防汚性能の高いコーティングをしておけば、虫汚れが固着しにくくなり、洗車で簡単に落とせるようになります。
ぜひ今回の内容を参考に、安全かつ効果的な虫汚れ対策を実践してみてください。
RECOMMEND ITEM
本記事でご紹介したおすすめの製品











