手洗い洗車のやり方|
おすすめの道具と手順、よくある質問をプロが解説
Introduction
傷を防ぎ、仕上がりが変わる。
手洗い洗車の完全ガイド
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
愛車を長く美しく保つうえで欠かせないのが、正しい方法で行う手洗い洗車です。洗車機では取り切れない汚れをしっかり落とせるだけでなく、洗車傷の発生を抑えられるため、コーティング車の艶や撥水をより長く維持できるというメリットがあります。
一方で、「どんな道具を用意すればいいのか」「洗う順番はこれで合っているのか」「雨の日や夜の洗車は大丈夫なのか」など、初めての方が迷いやすい点も少なくありません。
間違った方法で洗ってしまうと、汚れを引きずって傷をつけたり、シミが残ったりすることもあります。
この記事では、手洗い洗車に必要な道具の選び方から、具体的な手順、作業時の注意点、さらにコーティング施工車の扱いまで、プロの視点で分かりやすく解説します。
美しい仕上がりを自分の手で実現したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Table of contents
目次
- 手洗い洗車のメリット
- 手洗い洗車に必要な道具
- 作業前に確認すべき注意点
- 手洗い洗車の正しい手順とやり方
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
手洗い洗車のメリット
はじめに
手洗い洗車は、洗車機では落としきれない汚れをしっかり除去でき、洗車傷の発生を抑えられる点が大きな魅力です。特にコーティング施工車の場合は、手洗いの方が塗装に優しく、艶や撥水の持続にも優れているため、仕上がりの差がはっきり現れます。
また、手洗い洗車なら細かな汚れの付着や小傷、シミの発生など、ボディの状態を自分の目で確認しながら作業できるため、早い段階でのケアが可能です。高圧洗浄機での予洗いからシャンプー洗車まで、汚れに合わせて丁寧にアプローチできる点も、洗車機にはない大きなメリットです。
さらに、日常のメンテナンスを自分で行うことでコストを抑えられるだけでなく、作業後の仕上がりに対する満足度が高いのも手洗い洗車ならでは。愛車を自分の手で美しく整える“楽しさ”も、多くのユーザーが手洗いを選ぶ理由のひとつです。
季節や天候に合わせて洗い方を調整できる柔軟さもあり、愛車のコンディションを長く良好に保ちやすい点も魅力といえます。

必要な道具
手洗い洗車で愛車をきれいに仕上げるためには、目的に合った道具を揃えることがとても重要です。洗車機とは違い、手洗いでは “実際にボディへ触れる道具そのもの” が仕上がりに大きく影響します。たとえば、硬いスポンジや劣化したタオルを使ってしまうと、新たな洗車傷を作ってしまうこともあります。
ここでは、初心者の方でも安心して手洗い洗車ができるよう、まず揃えておきたい基本アイテムをご紹介します。
今回ご紹介するアイテムは海外製の高品質なものになりますが、カー用品店で購入できる一般的な道具でも問題ありません。
重要なのは、用途に適した道具を正しく使うことです。
道具一覧
- カーシャンプー
- スポンジ
- バケツ
- 拭き上げタオル
- 仕上げ剤(必要に応じて)

カーシャンプー
手洗い洗車の仕上がりを左右する重要なアイテムがカーシャンプーです。
シャンプー選びでは、泡立ちよりも潤滑性がポイント。
滑りの良いシャンプーを使うことで摩擦が減り、洗車傷の発生を大きく抑えることができます。
そこでおすすめしたいのが、イギリス発のプレミアムブランドCARBON COLLECTIVE(カーボンコレクティブ)のカーシャンプーです。長年のテストを重ねて開発された高品質な中性タイプで、洗車マニアも唸るベストセラー商品です。
また、余計なワックス成分や艶出し添加物が含まれていないため、ガラスコーティング車・セラミックコーティング車でも安心して使用可能。
濃縮タイプのためコストパフォーマンスにも優れており、1本で25回(1回あたりのコスト約140円)の洗車が可能です。
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スポンジ(洗車ミット)
洗車時の摩擦を抑えて傷を防ぐためには、柔らかい洗車ミットを使うのがおすすめです。
吸水性が高く、シャンプー液をたっぷりと保持できるため、洗っている間の潤滑性が長く続き、洗車キズの発生を大きく軽減できます。さらに、シャンプーが乾きにくいので、洗車に慣れていない方でも落ち着いて作業できるのもメリットです。
特に、毛足の長いマイクロファイバーミットは、汚れを繊維の中に包み込むように回収できるため、塗装面への負担を最小限に抑えることができます。
柔らかく高密度に編まれたファイバーが、塗装を優しく包み込みながら汚れを安全に取り除き、シャンプーの潤滑性を最大限に引き出します。
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バケツ
手洗い洗車では意外と見落とされがちですが、じつはどんなバケツを使うかで仕上がりが大きく変わります。特に初心者の方ほど、大きめのバケツを選ぶことで洗車の質がぐっと向上します。
まず、容量の大きいバケツでたっぷりのシャンプー液を作ることで、シャンプーが乾きにくくなり、常に十分な潤滑性を確保できます。その結果、摩擦が減り、洗車キズの予防にもつながります。
さらに、大きいバケツは底に沈んだ砂や汚れからミットを遠ざけられるため、浸け直す際に汚れを拾いにくいのもメリット。砂を引きずるリスクを大幅に減らせます。
クリアタイプのバケツなら、水の濁りや汚れの溜まり具合が目で確認できるため、安心して作業を進められます。
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拭き上げタオル
洗車後の仕上がりを左右するのが拭き上げタオルです。
特に大きめのドライングタオルを使うことで、水分を一気に吸い上げられるため、拭き取り作業が驚くほどスムーズになります。広い面積を一度にカバーできるので時短につながり、水道水が乾いてウォータースポットになるリスクも大幅に減らせます。
また、洗車場やガソリンスタンドに置かれている無料クロスは、繊維が硬かったり使い古されていることが多く、拭き取り時に洗車キズの原因になる場合があります。手間はかかりますが、自分専用の吸水性に優れたドライングタオルを持っておくことで、仕上がりの質が大きく変わります。
大判サイズのタオルなら、タオルを軽く滑らせるだけで水分をしっかり回収できるため、余計な力を入れる必要がなく、塗装面にも優しい拭き上げが可能です。
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仕上げ剤(必要に応じて)
シャンプー洗車だけでは落とし切れない“ごく微細な汚れ”や、水道水に含まれるミネラル成分による軽いクスミは、時間が経つと塗装の透明感を損なったり、水垢・ウォータースポットの原因になります。
そこで便利なのがクイックディテイラーです。洗車後の仕上げに軽く吹きかけて拭き取るだけで、取り残した汚れを安全に除去でき、コーティング施工車の場合、クイックディテイラーを定期的に使うことで撥水・艶・滑りの持続性が大きく向上します。
また、クイックディテイラーには塗装表面を整えて深みのある艶を与え、触れるとわかるスベスベとした滑りの良さをプラスできるというメリットもあります。洗車後の仕上がりをワンランク引き上げたい方には特におすすめです。
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Caution
作業前に確認すべき注意点
洗車前に確認すべき注意点
✔︎ 炎天下・直射日光では洗車しない
ボディが熱い状態で洗うと、シャンプーや水がすぐ乾き、シミ・ウォータースポットの原因になります。
特に夏場は乾燥が早いため、曇りの日や朝夕など涼しい時間帯が最適です。
✔︎ 夜や暗い場所での洗車は注意
明るい照明があれば問題ありませんが、暗い環境では汚れが見えにくく、洗い残しの原因になります。
照明が不十分な場合は日中に洗うのがおすすめです。
✔︎ 洗車後は必ず水分を拭き取る
水滴を放置すると、水道水のミネラルが乾いて水垢・ウォータースポットに。特に井戸水はミネラル量が多く、頑固なスポットが短時間で発生しやすいため注意。洗車後は早めの拭き上げが必須です。
How to wash a car
手洗い洗車の正しい手順とやり方
1. バケツに水を7割ほど入れて準備する
まず、大きめのバケツに水を7割ほど入れてシャンプー液のベースを作ります。
ここでのポイントは “先に水、あとからシャンプー” の順番にすることです。
最初にシャンプーを入れてしまうと、水を勢いよく入れる際に泡だけが大量に発生し、バケツの中身が泡だらけで肝心の洗浄液が極端に少ない状態になります。
イメージとしては、ビールを勢いよく注いでグラスが泡だけになる状態と同じで、液体の量が不足してしまいます。
泡そのものは見た目以上に体積が軽く、潤滑力の中心となるのは泡ではなくシャンプー液です。
そのため、まず水を入れてからシャンプーを加えることで、泡と液体のバランスが整い、洗車中の潤滑性を最大限に引き出すことができます。


2. シャンプーを加えて泡立てる
水をバケツに7割まで入れたら、カーシャンプーを加えて泡立てます。希釈倍率は必ず製品の指定に合わせ、薄すぎて潤滑が弱くならないよう、また濃すぎると濯ぎ残しがでてしまうためバランスを取ることが大切です。
シャンプーを入れた後は、ホースの水を勢いよくバケツに当てて泡立てます。冬場はシャンプーが水に溶けにくいため、軽く手で混ぜてから泡立てると均一に溶け、ムラのないシャンプー液が仕上がります。
シャンプー液が均一に整っているほど、洗車中の潤滑性が安定し、キズの予防にもつながります。
3. ボディ全体に水をかけて砂埃を洗い流す
シャンプー洗車に入る前に、まずはボディ全体にたっぷりの水をかけて砂埃を洗い流します。予洗いは洗車キズを防ぐための最も重要な工程のひとつで、乾いた状態でミットを当ててしまうと、細かな砂を巻き込みキズの原因となります。
散水ノズルや高圧洗浄機で上から下へ向かって丁寧に流すことで、ボディに触れる前に不要な汚れをしっかり落とすことができます。
また、この段階で水をしっかり当てておくことでボディの熱が下がり、シャンプーが乾きにくくなるというメリットもあります。
夏場や濃色車では特に効果的で、その後の洗車工程を安全に進められます。


4. 一筆書きを意識して優しく洗う
予洗いで砂埃を流したら、シャンプー洗車に入ります。
ミットは力を入れずに“なでるように”動かし、ゴシゴシこすらず上から下方向に一筆書きを意識するのがポイントです。
洗う際は、ミットにたっぷりシャンプー液を含ませることで潤滑性が高まり、摩擦が減ってキズの発生を防げるだけでなく、シャンプーが乾きにくくなるのもメリットです。
まずはルーフ・ボンネットなどの上面から始め、側面、最後に汚れの多い下部へと進みます。ミットの重さとシャンプーの滑りだけで汚れは十分落ちるため、押し付ける必要はありません。
5. 1パネル洗うごとにシャンプー液を補充する
洗車キズを防ぐために最も大切なのは、常にたっぷりのシャンプー液で洗うことです。
そのため、1パネル洗ったら必ずミットをバケツに入れ、付着した汚れを落としてからシャンプー液をしっかり補充します。
この1パネル洗う → ミットをすすぐ → シャンプー液を補充の流れを繰り返すことで、汚れを巻き込みにくくなり、摩擦によるキズのリスクを大幅に減らせます。


6. 水が乾きそうな場合は、
こまめに水をかけて乾燥を防ぐ
気温が高い日や風が強い日は、ボディ上の水がすぐに乾き、ウォータースポットの原因になります。
特に黒い車や夏場は乾燥スピードが早いため注意が必要です。
洗車中に水が乾きそうだと感じたら、こまめに水をかけて乾燥を防ぎましょう。水を乾かさないことが、シミを作らない最も確実な対策です。
焦って洗うよりも、落ち着いて水分を追加しながら進める方が仕上がりが安定し、綺麗な状態を保つことができます。
7. 車両下部を洗うときは、
ミットをこまめにすすぐ
車両下部(膝下のパネル)は、走行中に巻き上げた砂や泥が最も多く付着する部分です。
ドア下部・サイドステップ・リアバンパー周辺は特に汚れが多く、そのまま洗うとミットに付いた砂を引きずり、洗車キズの原因になります。
そのため、このエリアを洗う際は部分的に洗ってはミットをすすぐをこまめに繰り返すのがポイント。ミットに砂を溜めないことで、下部でも安全に洗えます。
また、可能であれば上部用と下部用でミットを分けると、よりキズのリスクを減らせます。


8. たっぷりの水でシャンプーをしっかり洗い流す
洗い流しの際は、上から下へ向かって多めの水で念入りに流すのが基本です。
シャンプーが落ちたように見えても、実際は思っている以上に残留しやすいため、流し終わったと思ってからもう一度しっかり流すくらいがちょうど良い仕上がりになります。
ドアモールやエンブレムの隙間、ミラー周り、ステップ部分などは泡が溜まりやすいため、角度を変えて水を当てながら丁寧に洗い流すと、後から泡が出てくる“残り泡”を防げます。
7. クイックディテイラーをスプレー
水を洗い流したら、濡れたボディに1パネルにつき1スプレーを目安に吹きかけます。
クイックディテイラーは汚れの蓄積を防ぐ効果があり、できれば毎回の洗車で使用するのがおすすめです。
軽くスプレーするだけで塗装の滑りが良くなることで、拭き上げ時の摩擦が減り、洗車キズの軽減にもつながります。
※より高い効果を求める場合は、水分を拭き上げたあと、乾いた状態でマイクロファイバークロスを使って施工すると、さらに仕上がりが向上します。


10. 大判タオルで素早く拭き上げる
水分の拭き上げは、シミを防ぐためにもできるだけ素早く行います。
ボンネットやルーフなどの水平面は、大判タオルをそっと乗せてスッと引くだけで、水分を一気に吸い取ることができます。ドアなどのサイド面は、大判タオルを折りたたんで軽くボディに触れるだけで大丈夫です。
このとき、タオルが地面に触れて汚れないよう注意しましょう。
また、隙間から水が垂れてくるとシミの原因になりますので、気になる方はブロワーがあると非常に便利です。
FAQ
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
手洗い洗車は、正しい手順と適切な道具を揃えることで、初心者の方でも安心して美しく仕上げることができます。
今回ご紹介したポイントを押さえるだけで、洗車キズを抑えつつ、艶や透明感のある仕上がりを実現でき、コーティング車であれば効果の持続にもつながります。とくに予洗い・潤滑性を確保したシャンプー洗車・こまめなすすぎ・早めの拭き上げといった基本工程を丁寧に行うことが、美しい仕上がりへの近道です。
正しいやり方を習慣化すれば、洗車時間そのものが“愛車を整える楽しいひととき”に変わるはずです。もし「小傷が気になってきた」「コーティングを施工して、手洗い洗車の拭き上げをもっとラクにしたい」と感じている方は、当社arinomama プロフェッショナルサイトにて、全国の信頼できる高品質なコーティング専門店をご紹介しています。
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