エンジンルーム洗浄のやり方|
自分でできる掃除方法とおすすめクリーナー
Introduction
失敗しない簡単・安全なエンジンルーム洗浄を
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
エンジンルームの洗浄は専門業者に依頼することもできますが、実は思っている以上に簡単で、誰でも失敗せずに行うことができます。普段目にする機会の少ない場所だからこそ、「水をかけても大丈夫?」「故障の原因にならない?」と不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、国産車から輸入車、クラシックカーやカスタムカーまで幅広い車種に対応できるよう、コーティング専門店が実際に行っている方法をもとに、高圧洗浄機を使わずに簡単かつ安全に綺麗に仕上げる手順を紹介します。初心者の方でも安心して取り組めるように、必要な道具やポイントをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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Table of contents
目次
- エンジンルームを洗浄するメリットと注意点
- エンジンルーム洗浄に必要な道具
- 洗浄前に確認すべき注意点
- エンジンルーム洗浄のやり方
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
エンジンルームを洗浄するメリットと注意点
はじめに
エンジンルームの洗浄というと「水をかけても大丈夫なのか?」「故障につながらないのか?」と不安に感じる方が多いと思います。
エンジンルーム洗浄は、高圧洗浄機を使って一気に水洗いする方法もありますが、電装系や吸気口に水が入り込むとトラブルの原因になるため、慣れない方にはおすすめできません。
しかし、専用のクリーナーや洗浄剤を使って水を極力使わずに掃除する方法なら、誰でも失敗せずに安全に作業できます。特にブラシやクロスを使ったやり方は、高圧洗浄機を持っていない方でも実践でき、プロの現場でも採用されている一般的な方法です。
エンジンルームを綺麗にしておくことで、普段は気づきにくいオイル漏れやグリスのにじみを早期に発見でき、トラブルの予防につながります。
さらに、ボンネットを開けた際の印象が良くなり、愛車の売却時には査定額アップにもつながるケースがあります。見た目の美しさだけでなく、整備性やリセールバリューにもメリットがあるのが、エンジンルーム洗浄の特徴です。

必要な道具
エンジンルームを安全に洗浄するには、まず専用の道具とクリーナーを揃えることが欠かせません。普段はボンネットを閉じているため一見汚れにくそうですが、実際には砂や埃、油分、グリスなどが少しずつ蓄積していきます。
カー用品店で入手できる市販品でも十分対応できますが、できるだけ失敗のリスクを減らし、安心して使えるものを選ぶことが重要です。強力すぎるクリーナーは確かに汚れを落としますが、素材を傷めたりシミを残す原因にもなるため、必ず自動車専用に開発されたケミカルを選びましょう。
ここでは、初心者の方でも失敗せずに綺麗に仕上げられるよう、プロの現場でも使われているアイテムをご紹介します。このあと解説する手順と合わせて活用すれば、誰でも安心してエンジンルーム洗浄に挑戦できます。
道具一覧
- アルカリ性クリーナー
- 酸性クリーナー(必要に応じて)
- エンジンルーム艶出し剤(必要に応じて)
- ディテイリングブラシ
- その他

アルカリ性クリーナー
エンジンルームの汚れは砂や埃、油分、グリスが中心で、これらを効率よく落とすにはアルカリ性クリーナーが効果的です。
一般的に強いアルカリ性ほど洗浄力は強くなりますが、その分パーツに負担をかけやすく、乾いたときにシミを残してしまうリスクがありますので、初心者の方には、扱いやすい弱アルカリ性タイプが安心です。
おすすめはGreenX社のアルカリクリーナーです。植物由来の界面活性剤を採用しており、生分解性で環境に優しい設計です。さらに、虫汚れ落としとしても使えるため、エンジンルーム以外の洗車シーンでも活躍し、1本持っておくと汎用性が高くコストパフォーマンスにも優れています。
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酸性クイックディテイラー(必要に応じて)
より徹底的に汚れを落としたい場合は、酸性クイックディテイラーを用意しておくと仕上がりが一段と良くなります。
特に、ボンネット裏やヘッドライト上部はミネラル分が溜まりやすく、白い水染みが残りやすい場所です。アルカリ性クリーナーは砂や油汚れには効果的ですが、こうしたミネラル汚れには適していません。
長期間放置された白いシミは通常の洗浄では落ちにくく、酸性のケミカルを使うことでスッキリと除去できます。おすすめはGreenXの酸性クイックディテイラーです。
弱酸性設計で扱いやすく、ミネラル汚れを効果的に分解しながら、仕上げ用のクイックディテイラーとしても使える便利な1本です。
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エンジンルーム艶出し剤(必要に応じて)
洗浄後のエンジンルームは、そのままでも十分綺麗ですが、仕上げに艶出し剤を使うと見た目の印象が大きく変わります。
エンジンカバーや未塗装の樹脂パーツに使用すると、自然な艶が出て新車のような質感に近づくだけでなく、汚れの付着を軽減し、綺麗な状態を長く維持できます。
おすすめは 3D Car Careの未塗装樹脂保護剤です。セラミック成分を含むコーティング剤で、樹脂パーツの色褪せを回復させながら、撥水性と耐久性をプラス。
エンジンルームの仕上げだけでなく、外装の樹脂パーツにも使える汎用性の高いアイテムです。
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ディテイリングブラシ
エンジンルームは未塗装の樹脂パーツや配線、細かな隙間が多いため、汚れをしっかり掻き出せるディテイリングブラシが欠かせません。
ボディほど傷に神経質になる必要はないので、柔らかすぎるブラシよりも、やや硬めで汚れ落とし性能が高いタイプを選ぶのがおすすめです。
おすすめはカーボンコレクティブのハードディテイリングブラシです。適度な硬さの毛先で樹脂や金属パーツの細部に入り込み、効率よく汚れを除去できます。ハンドル部分も握りやすく、エンジンルームだけでなく内装やホイール掃除にも使える汎用性の高いブラシセットです。
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その他
✔︎ ニトリルグローブ
エンジンルームは金属や鋭利なパーツが多く、素手で作業すると怪我のリスクがあります。さらに、クリーナーが直接肌に触れると肌荒れの原因にもなるため、必ずニトリルグローブを着用しましょう。
✔︎ マイクロファイバークロス
エンジンルーム洗浄に使用したクロスは油分や汚れが付着するため、ボディ用としては再利用できません。
新品でなくても構いませんので、クロスを複数枚用意しておくと安心です。
Caution
洗浄前に確認すべき注意点
エンジンルーム洗浄の注意点
エンジンルームは電装系や精密部品が多く、誤った方法で作業するとシミや故障、事故につながるリスクがあります。以下のポイントを守ることで、安全に洗浄を行うことができます。
✔︎ エンジンは冷えた状態で作業する
走行直後はエンジンが高温になっており、クリーナーがすぐ乾いてシミになるだけでなく、火傷の恐れもあります。必ずエンジンが十分に冷えてから作業を始めましょう。また、炎天下での作業は控えましょう。
✔︎ エンジンは止めて作業する
エンジンをかけたまま作業すると、ネクタイや衣類、手袋が巻き込まれ、重大な事故につながります。必ずエンジンを切り、安全を確認したうえで作業を行ってください。
How to clean Engine bay
エンジンルーム洗浄のやり方
1. 枯葉やゴミを取り除く
まず最初に、怪我を防ぐため手袋を着用します。車のエンジンを切り、エンジンルームが十分に冷えていることを確認してください。
準備が整ったら、エンジンルーム内に溜まった枯葉や大きなゴミを取り除きます。


2. ブラシとアルカリクリーナーで汚れを浮かす
クリーナーを直接エンジンルームにスプレーすると、周囲に飛び散って乾いたときにシミの原因になるため、クリーナーはブラシにスプレーしてから作業をするのがおすすめです。
ブラシはあらかじめ水で濡らしておくと、クリーナーが泡立ちやすくなり作業性が向上します。適宜、ブラシにクリーナーを足しながら作業します。
一度に広範囲を進めず、狭いセクションに分けて少しずつ作業をしいくことで、見落としなく効率的に綺麗に仕上げられます。
3. マイクロファイバークロスで汚れを拭き取る
アルカリ性クリーナーで浮かせた汚れは、マイクロファイバークロスで丁寧に拭き取ります。
作業は「狭いセクションごとにクリーナーで汚れを浮かす → クロスで拭き取る」を繰り返すのが基本です。
一度に広範囲を進めると、クリーナーが乾いてシミの原因になるため注意しましょう。


4. カウルトップは水の使用もOK
エンジンルーム洗浄の際は、普段あまり掃除しないカウルトップ部分も一緒に綺麗にしておきましょう。
ここはボンネットを閉めていても外から見えるため、清潔にするとクルマ全体の印象がぐっと良くなります。
カウル部分は電装系がなく、水が抜ける構造になっているため、クリーナーとブラシで汚れを浮かせたあとに水で洗い流すことが可能です。
仕上げにシャワーで流す際は、水量を弱めにして周囲に飛び散らないよう注意しましょう。
5. ボンネット裏は酸性クイックディテイラーで仕上げ
ボンネット裏やヘッドライト上部は、洗車の際に水分が残ったまま拭き上げられず、ミネラル汚れが蓄積しやすい場所です。その結果、白いシミが残ってしまうことがあります。
こうした汚れには酸性クリーナーが効果的です。マイクロファイバークロスに酸性クイックディテイラーをスプレーし、力を入れずにやさしく撫でるように拭くことで、汚れを分解して除去できます。
さらに、このタイプの製品には艶出し効果もあるため、汚れを落とすだけでなく見た目の美しさも向上し、仕上がりの満足度が高まります。


6. 艶出しコーティング
エンジンルームの汚れを落とし終えたら、仕上げとして樹脂パーツに艶出しコーティングを行うと、見た目の印象が大きく変わります。自然な艶が出て新車のような質感に近づくだけでなく、汚れの付着を防ぎ、綺麗な状態を長く保つことができます。施工方法はシンプルです。
乾いたマイクロファイバークロスに艶出し剤を適量取り、樹脂パーツに塗り込んでいきます。もし多めに付けすぎてしまった場合は、別のクロスで余分な成分を拭き取れば完成です。
ベタつかずに、新車時のような自然なマット仕上げになります。
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
エンジンルームの洗浄は「難しそう」「故障が心配」と感じる方も多いですが、正しい道具と手順を守れば、初心者でも安全に行うことができます。アルカリ性クリーナーで油汚れを落とし、必要に応じて酸性クリーナーで白いシミを除去、最後に艶出しコーティングで仕上げれば、見た目の美しさだけでなくトラブル予防やリセールバリューの維持にもつながります。業者に依頼すると安心ですが、自分で行うエンジンルーム洗浄もコストを抑えつつ効果的です。今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ一度チャレンジしてみてください。安全に気をつけながら作業すれば、車全体の印象が見違えるはずです。
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