車内のタバコ臭を徹底除去!プロが教えるクリーニング方法
車内のタバコ臭を徹底除去!プロが教えるクリーニング方法
Introduction
臭いを除去して車内を快適に
いつもarinomamaのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。車内のタバコ臭は、中古車購入時や長期間喫煙した車では特に気になる問題です。この記事では、プロが実践するタバコ臭の消臭方法について、具体的な手順と道具を交えて徹底解説します。
本格的なルームクリーニングは、プロに依頼をすると高額な費用がかかってしまうため、まずはできる範囲でご自分で挑戦するのもおすすめです。今回のブログでは、なるべく特別な道具を使わずにできる方法をご紹介します。
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Table of contents
目次
- タバコ臭の原因
- 必要な道具
- クリーニング時の注意点
- タバコ臭を除去するためのクリーニング手順
- まとめ
Introduction
本記事の解説について
タバコ臭の原因
タバコ臭が車内に残る主な原因は、タバコの煙が車内のあらゆる場所に付着しやすい性質を持っていることにあります。特に、煙は上に向かう性質があるため、天張りは最も汚れやすい場所の一つです。シートやカーペットも、布地が煙の粒子を吸収しやすい性質を持っているため、臭いが染みつきやすくなります。
さらに、内窓にもタバコの煙に含まれる油分が付着し、これが臭いの原因になります。プラスチックやファブリック素材のドアの内張、さらには普段見落とされがちなシートベルトなどにも臭いが染み込むことがあります。
タバコの煙に含まれる主な臭いの原因は、ニコチンやタール、さらには煙の中に含まれるさまざまな化学物質です。これらの物質が車内の表面に付着し、時間とともに悪臭を放つことになります。特にタールは、粘着性があり取り除きにくい成分であり、ニコチンは水分と結合すると臭いが強くなる特性を持っています。
電子タバコについても、一般的には紙巻きタバコほど強い臭いは残りませんが、完全に無臭というわけではありません。
電子タバコが放つ蒸気には、プロピレングリコールやグリセリン、そして香料成分が含まれており、これらが表面に付着するとわずかながら臭いを残すことがあります。
必要な道具
車内のタバコ臭を徹底的に除去するためには、以下の道具を揃えることが重要です。リンサークリーナーは、あると非常に便利で作業効率が大幅に向上しますが、お値段が高めなので、今回はリンサークリーナーを使用しないやり方をご紹介します。
それぞれの特徴と役割を理解し、効率的に活用しましょう。
道具一覧
- インテリアクリーナー
- ガラスクリーナー
- 消臭剤
- リンサークリーナー(必要に応じて)
インテリアクリーナー
タバコ臭の根本原因を取り除くために、汚れを徹底的に落とす必要があります。
インテリアクリーナーは、アルカリ性の製品が多く、タバコ臭だけでなく、日常的な皮脂汚れやシミ、泥などの有機質汚れを効果的に除去することができます。特に天井(天張り)やファブリックシートは臭いの蓄積が多いため、しっかりクリーニングすることが重要です。
また、プラスチック部分にも煙の汚れが付着しているため、全体的な清掃が求められます。汚れが酷い場合はクリーナーを多用するため、多めに用意しておくとよいでしょう。メーカーによっては、消臭機能を備えたインテリアクリーナーもありますので、お好みのものをご用意ください。
ガラスクリーナー
見落としがちですが、タバコ臭はファブリックやレザー、樹脂パーツだけでなく、内窓にも付着するためガラスクリーナーを必ず用意しましょう。煙は上昇する特性があるため、特にサンルーフがある車では念入りな清掃が必要です。
ガラスクリーナーは、油脂性のタールや微粒子による汚れを分解・乳化する界面活性剤やアルコールを含むため、タバコ汚れに非常に効果的です。アルコール成分は汚れを溶解しつつ速乾性があるため、拭き跡や曇りを防ぎます。窓の透明感を取り戻すだけでなく、タバコ臭の原因を減らすためにもしっかり活用しましょう。
消臭剤(スプレータイプ)
プロ仕様の消臭剤としておすすめなのが、3D Car Careの「Odor Eliminator」です。この消臭剤は、中古車販売店やプロのコーティングショップでも使用される信頼性の高い製品です。
Odor Eliminatorは強力な消臭剤で、臭いの原因となるバクテリアや有機物質を分解し、中和します。ただ単に香りでごまかすのではなく、臭いそのものを化学的に除去するため、タバコ臭、ペット臭、嘔吐物などに効果的です。
車内は外装のように洗うことができず、繊維の奥深くに入り込んだ臭いの原因をインテリアクリーナーで完璧に除去するのは難しいため、クリーナーで清掃後にOdor Eliminatorのような消臭剤を使用することで仕上げ効果を高めることができます。
こちらの商品はAmazonにて日本正規品を購入できます。
リンサークリーナー(あれば理想的)
リンサークリーナーは家庭に常備している人は少ないかもしれませんが、タバコ臭除去において理想的なツールです。リンサーは、水や洗浄液を繊維の奥深くに噴射しながら、強力な吸引力で汚れや臭いの原因を物理的に引き出します。
さらに、洗浄液に含まれる界面活性剤がタールやニコチンなどの油脂性汚れを分解・乳化し、繊維に染み付いた汚れを浮き上がらせて取り除きます。リンサークリーナーの深部洗浄能力により、繊維の奥から臭い分子を除去できるため、タバコ臭除去の最終的なステップとして非常に効果的です。
その他
✔︎ ブラシ
マイクロファイバークロスだけでは繊維の奥に入り込んだ汚れに対応できない場合があります。そこで、ブラシを使って汚れを浮き上がらせるのが有効です。インテリアクリーナーをスプレーした後に軽くブラッシングすることで、クリーナーの効果を最大限に引き出し、汚れを効果的に除去できます。ブラシの硬さは素材に合わせて選ぶことが重要です。
✔︎ 掃除機
クリーナーを使用する前に、掃除機で車内の汚れやタバコの灰、ホコリをしっかり吸い取ることが重要です。ノズルの種類が多い掃除機を使用すると、細かい部分や狭い隙間の清掃がしやすくなります。
✔︎ マイクロファイバークロス
車内清掃において、マイクロファイバークロスは欠かせません。汚れを拭き取った際に汚れの程度を確認しやすいよう、色が薄いクロスを選ぶと良いでしょう。また、ルームクリーニング後はクロスを再利用しづらいため、安価なものを大量に用意しておくのがおすすめです。
Caution
クリーニング時の注意点
コーティングメンテナンス時の注意点
車内クリーニングに取りかかる前の注意点について説明します。必ず、以下の注意点に気をつけて作業を行ってください。
✔︎ クリーニングは屋外で作業をする
車内のルームクリーニングをする際は、屋内だと天井の照明だけでは影になって汚れが見にくくなってしまうため、天気が良く陽が出ている日に作業をしましょう。
同様の理由で、暗い時間帯の作業もおすすめしません。また、晴れた日に車内の温度が上昇すると、汚れや油分が柔らかくなり、清掃作業が効率的になります。これにより、クリーニング剤の効果も高まり、汚れを落としやすくなります。
✔︎ 全てのドアを全開にして作業をする
作業スペースに余裕があれば、ルームクリーニング時は、全てのドアを解放して作業を行いましょう。
いくつか理由はありますが、一つは作業時の手元が影にならないことで汚れをしっかりと視認することができます。もう一つはクリーニング時の埃を車外に出すため、そして最後に日光に含まれる紫外線には殺菌効果があり、清掃後の車内の微生物やカビの繁殖を抑える助けになります。
How to cleaning
タバコ臭を除去するためのクリーニング手順
1. 掃除機がけ
まずはドアを全て開けて換気をしながら、掃除機で車内の汚れやごみを吸い取ります。効率良く汚れを取り除くポイントとして、作業中は埃が舞うため、足元の掃除からではなく、上から下方法に順に汚れを回収していきましょう。掃除機が入らないエアコンの吹き出し口などの隙間はマイクロファイバークロスを通すことで、マイクロファイバーの繊維が汚れを吸着してくれます。
シートの下の掃除機がけも、掃除機が入りにくいですが、シートを最大まで後ろまで下げてから前面の汚れを回収し、その後シートを一番前まで出すことで、シート下の汚れに対して、前後からアプローチができて満遍なく汚れを吸い取ることができます。
2. 天張りのクリーニング
天張りは特にタバコ臭が付きやすいため、丁寧に掃除する必要があります。マイクロファイバークロスにインテリアクリーナーをスプレーして、小さくセクション分けしながら少しずつ作業を進めていきます。
一度に天張り全体をザッと拭き取るよりも、小さな範囲にセクション分けしながら確実に汚れを除去していく方が効率的に作業を進めることができます。
デリケートな経年車はあまり天張りを濡らしすぎるのも良くありませんので、根気良く力を入れずに汚れを落としていきます。また、基本的に天張りにはブラシの使用は控えた方が無難です。
3. 内窓の汚れ落とし
見落としがちな内窓も確実に綺麗にして、臭いの原因をしっかりと除去しましょう。内窓を綺麗にする際は、ガラスクリーナーを直接窓ガラスにスプレーしてしまうとガラス以外のパーツに飛び散ってしまいます。
そのため、必ずマイクロファイバークロスにガラスクリーナーを適量スプレーし、汚れに馴染ませてから、もう一枚の綺麗で乾いたマイクロファイバークロスで仕上げ拭きをします。
ムラなく綺麗に仕上げるために、仕上げ拭きのマイクロファイバークロスは濡らさずにガラスクリーナーの成分が見えなくなるまで、乾拭きをしてください。重度な汚れでイマイチすっきり仕上がらない場合は、上記の手順を繰り返し行います。
4. シートベルトのクリーニング
タバコ臭を落とすためには、シートベルトのクリーニングも欠かすことができません。特にタバコを吸われる方がよく使用する座席のシートベルトはタバコとの高さが近いことから汚れや煙がダイレクトに付着してしまいます。
効率良くシートベルトを綺麗にするためには、一度限界までシートベルトを出してからインテリアクリーナーとマイクロファイバークロスで擦って、シートベルト本来の色に戻るまで綺麗にしましょう。
5. シートとカーペットの清掃
最初にシートをクリーニングしてしまうと、後の工程でシートが湿った状態で天張りなどのクリーニングをすることになってしまうため、シートは最後に作業をしましょう。
よりしっかりと汚れを除去するために、シートにインテリアクリーナーをスプレーしてから、ブラシで軽く撹拌してマイクロファイバークロスで汚れを拭き取っていきます。こちらも根気良く、マイクロファイバークロスに汚れが付かなくなるまで作業を進めましょう。
6. 消臭剤で仕上げ
汚れの除去が終わったら、最後に消臭剤をスプレーして完成です。天張りには直接スプレーが難しいため、綺麗なマイクロファイバークロスにスプレーをして、丁寧に塗り込んでいきます。一般的に車内用の消臭スプレーは水性タイプですので、万が一他のパーツについてしまってもシミにならずに仕上がります。
Conclusion
まとめ
車内のタバコ臭を取り除くには、掃除機がけから始め、天張りやシート、内窓といった各パーツを丁寧に清掃し、最後に消臭剤で仕上げることが重要です。
特別な道具がなくても、手順を守ることでしっかりと効果を実感できます。また、作業後の換気を忘れずに行い、清潔な状態を長く保つことがポイントです。車内が快適になるとドライブも一層楽しくなりますので、ぜひ試してみてください。
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