コーティング車にワックスは必要?
理由とおすすめを徹底解説
Introduction
コーティング車にワックスを使う前に知っておきたいこと
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車にガラスコーティングやセラミックコーティングを施工した後、「ワックスを塗っても大丈夫?」「コーティング車にワックスは必要?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。確かに、ワックスには艶や防汚性を高める効果がある一方、製品によっては有機溶剤が含まれており、コーティング被膜にダメージを与えてしまうリスクもあります。
特に施工直後や高品質な硬化型コーティングを施した車に安価なワックスを重ねると、かえって性能を落としてしまうこともあるため注意が必要です。この記事では、コーティング施工車にワックスは本当に必要なのか? という基本的な疑問から、使用しても問題ないワックスの種類やおすすめの代替ケア用品、正しいお手入れ方法や注意点まで徹底解説します。
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Table of contents
目次
- コーティング車にワックスは必要?塗っても大丈夫?
- コーティング施工車に使えるワックスの種類と選び方
- コーティング車のお手入れにおすすめの製品
- お手入れ時の注意点
- コーティング車のお手入れ方法と手順
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
コーティング車にワックスは必要?塗っても大丈夫?
はじめに
車にガラスコーティングやセラミックコーティングを施工すると、美しい艶と高い耐久性が得られます。とはいえ、施工後に多くのオーナーが抱くのが「さらにワックスを重ねてもいいのか?」「そもそも必要なのか?」という疑問です。
市販ワックスは、蝋成分(カルナバなど)+キャリア(石油系溶剤やオイル)で構成されています。ところが、実際には製品全体の半分以上が石油系溶剤(灯油)で、蝋成分は数%〜十数%程度しか含まれていない場合がほとんどです。さらに「カルナバ100%」と表記される場合も、製品全体がカルナバという意味ではなく、蝋部分がカルナバのみを指すのが実態です。
加えて、一般的に“天然ワックス”とされる製品にも、多くは溶剤成分が含まれている点に注意が必要です。
ワックス自体は艶出しや防汚性を高める効果があります。しかし、石油系溶剤の比率が高い製品はコーティング被膜を弱めるリスクがあります。
特にプロコーティングは完全硬化に2〜3週間を要するため、施工直後の使用は避けるべきです。一方で、溶剤成分が少ないコーティング対応製品であれば、メンテナンス目的で撥水性や艶を補強する手段として使える場合もあります。
そこで、次の章ではその具体的な種類とおすすめ製品について詳しく解説していきます。

Introduction
コーティング施工車に使えるワックスの種類と選び方

コーティング施工車にワックスを使用する場合、まず確認すべきは成分表示に「石油系溶剤」と明記されていないかどうかです。
石油系溶剤はコーティング被膜にダメージを与える恐れがあり、特に硬化型のプロコーティングとは相性が良くありません。ただし注意点として、成分表に石油系溶剤の記載がなくても、実際には溶剤が含まれているケースも少なくありません。
また、硬化型コーティングに対して市販の簡易コーティングやメンテナンス剤を重ねること自体は可能です。
しかし溶剤成分が強い製品を使用すると、本来のプロコーティング被膜が弱まり、簡易コーティングに“上書き”されてしまうことがあります。
特に、匂いを嗅いで強い溶剤臭がする簡易コーティング剤は注意が必要で、使用は慎重に検討しましょう。
その代替手段として近年、海外で主流となっているのが「クイックディテイラー」です。
ワックスのように艶をプラスするだけでなく、軽度な汚れをクリーニングする効果もあり、使用後はボディ表面に滑らかな手触りを与えます。定期的に使用することでコーティング被膜を清潔に保ち、耐久性を高めることができます。ガラスコーティング施工車との相性も非常に良く、日常メンテナンスに最適なアイテムです。
コーティング施工車のお手入れにおすすめの製品
コーティング施工車を美しく維持するためには、目的や仕上がりの好みに合わせて製品を選ぶことが大切です。
すべてを使う必要はなく、用途に応じて最適なものを取り入れるのが理想的です。
ここでは、arinomamaで取り扱う製品の中から、コーティング車と特に相性が良いアイテムをピックアップしました。撥水を重視したい方、手触りを追求したい方、コーティング自体を長持ちさせたい方など、それぞれの目的に合わせて選んでみてください。
道具一覧
- ハイブリッドワックス
- 簡易セラミックコーティング
- クイックディテイラー

ハイブリッドワックス
コーティングを施工した車でも、時間が経つと撥水性能の低下や艶の減少が気になることがあります。
そんな時に活躍するのが、ADBL社の水性エマルジョンタイプのハイブリッドワックスです。
この製品は、強力な撥水性能を付与しながら、ワックス特有の濡れ艶感を与えるのが特徴です。さらに、帯電防止効果によってホコリの付着を抑え、施工後の美しい仕上がりを長く維持できます。
東京オートサロンでも注目を集め、わずか3日間で1700本を売り上げた実績を誇ります。プロ施工コーティング車とも相性が良く、効果と使いやすさの両面から多くのユーザーに支持されています。
また、ボディだけでなくホイールや未塗装樹脂にも使用可能で、幅広い用途に対応できるのも大きな魅力です。
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簡易セラミックコーティング
コーティング施工直後や完全硬化前の保護、さらには撥水性や艶の補強に最適なのが、Nanolex社のSi3D Spray(セラミックスプレーコーティング)です。
この製品は無溶剤・水性ベースで作られており、塗装面・未塗装樹脂・ホイール・窓ガラスなど幅広い素材に使用可能です。
さらに、アミノ変性ポリシロキサンを配合しており、施工後は滑らかな手触りと艶を数ヶ月間持続させることができます。
硬化型コーティング施工後にすぐ雨に濡れてしまっても、Si3D Sprayをトップコートとして使用することで外的ダメージから保護できるのも大きなメリットです。
単体使用はもちろん、既存のガラスコーティングやセラミックコーティングと組み合わせても互換性が高く、犠牲被膜としての役割も果たします。施工方法はシンプルで、洗車後にスプレーしてマイクロファイバークロスで拭くだけ。
ボディが濡れていても安定して定着するため、日常のメンテナンスにも最適です。
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クイックディテイラー
日常の洗車にちょっとしたケアを加えるだけで、コーティングの耐久性と美しさを長く保ちたい方におすすめなのが、GTECHNIQ社のクイックディテイラーです。
この製品は、洗車では落としきれなかった微細な汚れ(水垢・水染みなど)を素早く取り除けるスプレータイプのメンテナンスクリーナーで、拭きムラのない滑らかな仕上がりが魅力です。
対応できる素材も幅広く、ボディ・ホイール・未塗装樹脂パーツ・窓ガラス・ナビ画面などに使用可能。仕上げには爽やかなレモンの香りが広がり、快適に作業できます。また、洗車後すぐの濡れた状態でも使用可能で、滑りがよく、拭きキズのリスクを抑えながら軽度の汚れを除去できます。
コーティングの撥水が低下する要因としては、被膜そのものの劣化に加え、鉄粉やミネラル汚れ(水染み・シリカスケール)の付着も大きな原因となります。これらが表面に蓄積すると撥水性能は低下します。
クイックディテイラーを定期的に使用することで、ミネラル汚れの堆積を防ぎ、コーティング被膜を綺麗な状態で維持し、耐久性を大幅に向上させることができます。
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Caution
コーティング施工車のお手入れ時の注意点
お手入れ時の注意点
コーティング施工車は一見メンテナンスが簡単に思えますが、誤った方法でケアすると逆に被膜を弱めてしまうことがあります。せっかくプロに施工してもらったコーティングを長く美しく維持するためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
✔︎ 簡易コーティングやワックスの塗り重ねには注意
撥水が落ちてきたからといって、安易にコーティングやワックスを重ね塗りして強制的に撥水性を復活させるのはおすすめできません。撥水低下のサインは、実はシャンプーでは落とせない水染みや鉄粉などの汚れが被膜表面に蓄積している証拠です。この場合はまず、汚れを除去するための適切なメンテナンスを優先することが大切です。
▶︎ [ コーティング施工車の詳しいメンテナンスはこちら ]
✔︎ 炎天下での作業は避ける
直射日光下やボディが熱を持った状態で作業すると、シャンプーやコーティング剤が急速に乾き、シミやムラの原因となります。洗車やメンテナンスは、できるだけ涼しい時間帯や日陰で行いましょう。
How to maintain
コーティング車のお手入れ方法と手順
1. 砂やホコリをしっかり洗い流す
シャンプー洗車に入る前に、まずは車体表面の砂やホコリを水で流しましょう。高圧洗浄機やシャワーで十分に予洗いすることで、スポンジで擦った際に発生する小キズを大幅に防げます。
特に足回り(タイヤ・ホイール)は汚れがひどいため、先に足回りだけ洗浄してからボディに水をかけるのがおすすめです。
ボディ全体に先に水をかけてしまうと、足回りを洗っている間に乾いてしまい、ウォータースポットの原因となるため注意しましょう。


2. シャンプー液を準備する
バケツに水を入れたあと、カーシャンプーを加えて泡立てます。ここでのポイントは、シャンプー液の比率を高めにすることです。
最初にシャンプーを入れて水を勢いよく注ぐと泡ばかりになり、洗浄効果や潤滑性が弱まってしまいます。
理想は シャンプー液7:泡3程度。
適切な濃度を守ることで、汚れ落ちと洗車キズ防止の両方に効果があります。
3. シャンプー洗車
ウォッシュミットやスポンジをシャンプー液に浸し、力を入れずに優しく洗います。基本は上から下へ、ルーフ・ボンネットから順番に1パネルずつ洗い進めましょう。
力任せに擦るのではなく、シャンプーの潤滑効果を活かして「一筆書き」を意識すると◎。
汚れが落ちない場合は、この時点で無理に落とさず、後工程で専用ケミカルを使用しましょう。
また、各パネルを洗うごとにスポンジをバケツで濯ぎ、常に新しいシャンプー液を含ませて作業すると洗車キズをさらに防げます。


4. 大量の水でしっかりすすぐ
洗い終わったら、ボディ上のシャンプーを上から下へ一気に流すのが基本です。
ドアの隙間やエンブレムまわりなど、洗い残しがないかを丁寧にチェックしてください。
その後、マイクロファイバー製のドライングタオルで素早く拭き上げます。
水道水に含まれるミネラル分は乾燥するとシミ(ウォータースポット)の原因になるため、拭き残しがないように注意しましょう。
5. 仕上げ
仕上げの段階では、ここまで紹介してきたワックス・簡易コーティング・クイックディテイラーを、愛車の状態や好みに合わせていずれかを選んで使うことが大切です。
基本のおすすめは、普段の洗車後にはクイックディテイラーを使用すること。軽い汚れを除去しながら艶や撥水性を補強でき、日常的なメンテナンスに最適です。
一方で、より強い撥水や濡れ艶を求める場合は、数ヶ月に一度を目安にワックスまたは簡易コーティングを施工すると効果的です。ただし、既存の硬化型コーティングがまだ十分に機能している場合は、無理に重ね塗りをする必要はありません。
複数の製品を一度に併用するのではなく、状況に応じて1種類を選んで使うことが、コーティング性能を長持ちさせるポイントです。

よくあるご質問
Conclusion
まとめ
ガラスコーティング施工車にワックスを使うべきかどうかは、愛車の状態と目的によって変わります。基本的には普段の洗車後にクイックディテイラーでメンテナンスを行い、どうしてもワックスを施工したい場合は、数ヶ月に一度の補強として取り入れる程度が無難です。ただし、施工直後や硬化型コーティングが十分に効いている状態では、無理にワックスや簡易コーティングを重ねる必要はありません。被膜を長持ちさせるには、正しい洗車手順と適切なメンテナンス剤の使い分けが最も重要です。今回紹介した製品や方法を活用して、ぜひ長期的に美しい艶と撥水性を楽しんでください。
RECOMMEND ITEM
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