車の日焼け止め・ファンデーションの落とし方|
内装、外装別に解説
Introduction
革シートやハンドルの白い跡、
失敗なく簡単除去する方法
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
車内は、運転中に最も長く過ごす空間。
だからこそ、内装が汚れていると意外と気になるものです。
特に、ダッシュボードやステアリング、レザーシートなどの黒い内装素材は、少しの汚れでも白く浮き上がって見えやすく、清潔感が損なわれがちです。
この“白い跡”の主な原因は、日焼け止めやファンデーション、ハンドクリームに含まれる油分、そして汗に含まれる塩分や皮脂汚れです。見た目は軽い汚れに見えても、水拭きではなかなか落とせず、「気づいたら白く残ってしまった…」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コーティング専門店が実際に使用しているおすすめアイテムや、素材別の汚れ落とし手順を画像付きで分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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Table of contents
目次
- 白い汚れの原因
- 汚れを落とすのに必要な道具
- 作業前に知っておきたい注意点
- 白い跡を安全に落とす正しい手順
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
白い汚れの原因
はじめに
車内の白い汚れには、いくつかの原因があります。
代表的なのは、日焼け止め、ファンデーション、ハンドクリーム、そして汗に含まれる塩分や皮脂汚れです。
一見バラバラの汚れに見えますが、実はどれも油分を含むという共通点があります。
日焼け止めの場合、紫外線を吸収する成分をシリコーンなどの油分に分散させているため、塗った手でハンドルやシートに触れると、表面に油膜のような跡が残ります。
これが乾いて酸化すると、白っぽい跡として目立つようになります。
ファンデーションやハンドクリームも同じく油分を多く含み、肌を守る目的で作られているため、通常の水拭きや中性洗剤ではなかなか分解・除去ができません。
これらはいずれも水では溶けにくい“油系の汚れ”であるため、専用のアルカリ性インテリアクリーナーを使えば、汚れの種類を特定しなくても、安全かつ効果的に落とすことができます。

汚れを落とすのに必要な道具
日焼け止めやハンドクリームなどの油分汚れは、水拭きでは落ちにくく、無理にこするとレザーや樹脂表面を傷める原因になります。
そのため、汚れを化学的に分解しながら優しく浮かせるインテリアクリーナーを使用するのが基本です。
以下では、内装を傷めずに安全かつ確実に汚れを落とすためのおすすめアイテムを紹介します。
カー用品店で入手できる製品でも、同様の手順で対応できます。
道具一覧
- インテリアクリーナー
- クリーニングパッド
- その他

インテリアクリーナー
車内の汚れ落としには、英国のGTECHNIQ社のI2 Tri-Clean(インテリアクリーナー)がおすすめです。
車内のあらゆる素材(合皮・本革レザー、樹脂、ファブリック、アルカンターラなど)に使用できる多用途クリーナーで、汚れを落とすだけでなく99.9% の除菌・抗菌効果も備えています。
また、抗菌技術の世界的リーダー「Biocote®」と共同開発されており、クリーニング後の表面を衛生的に保ち、再汚染を防止します。
さらに、消臭機能にも優れており、日焼け止めやファンデーションなどに含まれる油分の酸化臭や皮脂のにおいを中和。香りでごまかすのではなく、汚れの原因そのものを化学的に分解・除去します。
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クリーニングパッド
軽度な汚れであれば、インテリアクリーナーをスプレーして拭き取るだけで落とすことができますが、時間が経過して固着した頑固な汚れの場合は、クリーニングパッドの出番です。
このパッドは短いナイロン毛で構成されており、ダッシュボードの凹凸やレザー表面の細かな隙間にもフィット。
マイクロファイバークロスよりも毛のコシがあるため、表面を傷めることなく汚れをしっかりと掻き出します。
特に、日焼け止めやハンドクリームのような油膜系の汚れは、乾くと表面に薄い被膜を残してしまうことがありますが、パッドを使うことでその膜をやさしく分解・除去できます。
乾燥後も汚れの再浮きが起きにくく、ムラのない均一な仕上がりになります。
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その他
✔︎ ニトリルグローブ
インテリアクリーナーは車内の皮脂や汗、油汚れを落とすため、アルカリ性の製品が一般的です。
長時間の作業では手荒れの原因になることがありますので、できれば作業時はニトリル手袋を着用し、直接クリーナーが肌に触れないようにしましょう。
✔︎ マイクロファイバークロス
日焼け止めやファンデーションなどの部分的な汚れを落とす場合は、マイクロファイバークロス1枚で十分対応できます。
Caution
作業時の注意点
作業時の注意点
フロントガラスの曇り対策としてクリーニングや曇り止めを行う際には、以下の点に注意しましょう。
✔︎ メラニンスポンジの使用は厳禁
内装の汚れ落としでメラニンスポンジを使用する方法が紹介されることもありますが、使用は控えましょう。メラニンスポンジには、おおよそ#3000番程度の研磨粒子が含まれており、これは実質的に“研磨”に近い作用を持ちます。特にレザーシートやダッシュボードの日焼け止め跡をメラニンスポンジで擦ると、汚れは落ちる反面、表面が削れて色落ちしてしまいDIYでの修復は困難になってしまう場合があります。
✔︎ 強く擦らない
汚れ落としに力は必要ありません。化学的に汚れを分解するインテリアクリーナーと、汚れを掻き出すクリーニングパッドの併用で十分に落とせます。過度な力をかけると、素材を傷める原因になるため、やさしく汚れを落とすことを意識しましょう。
Step for removing stain
白い跡を安全に落とす正しい手順
1. インテリアクリーナーをパッドにスプレー
インテリアクリーナーを汚れに直接スプレーしてしまうと、ダッシュボードや窓ガラスに飛び散ってしまうことがあるため、クリーニングパッドにスプレーをしましょう。
汚れの程度にもよりますが、まずは2〜3回スプレーを目安で十分です。


2. 日焼け止め跡をブラッシング
力を入れずに、日焼け止め跡(ファンデーションやハンドクリームも同様)をブラッシングします。
クリーニングパッドの短い毛足と細いナイロン繊維が、汚れに的確にアプローチして効果的に除去します。
3. クロスで拭き取る
ブラッシングをしたら、マイクロファイバークロスで拭き取ります。
汚れは濡れていると落ち具合がわからないため、しっかりと拭き取り、乾いた状態でチェックします。
一度で落としきれなかった場合は、再度同じプロセスを繰り返しましょう。


4. 外装の樹脂パーツも同様に
樹脂製のセンターピラーなどは、ドアの開閉時に日焼け止めが付着して白くなってしまうことがあります。
内装と同じように、クリーニングパッドで優しく擦るだけで簡単に汚れを落とすことができます。
ただし、ピアノブラック塗装が施されている部分をパッドで擦るとキズになる可能性があるため注意が必要です。
その場合は、カーシャンプーで洗うか、ガラスクリーナーで拭き取る方法がおすすめです。
5. 窓ガラスはガラスクリーナーで
窓ガラスに日焼け止めが付いてしまった場合は、ガラスクリーナーとマイクロファイバークロスで落とします。
ガラスクリーナーを軽くスプレーし、クロスで汚れを浮かします。
仕上げ拭きはクロスの乾いた面で乾拭きをするのがムラなく仕上げるポイントです。

FAQ
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
車内の白い跡は一見落としづらく見えますが、正しい道具と手順を守れば簡単に除去できます。日焼け止めやハンドクリーム、ファンデーションに含まれる油分汚れは水拭きでは落ちにくく、専用のインテリアクリーナーで化学的に分解して浮かせるのがポイントです。レザー・合皮・樹脂など素材を問わず使用できるクリーナーを常備しておけば、皮脂や汗によるテカリ汚れも防止できます。定期的にケアを行えば、内装の質感を保ち、清潔で心地よい車内空間を長く維持することができます。
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