車コーティングを自分でやる方法|
新車におすすめ・簡単に施工する手順
Introduction
簡単なのに最長2年耐久、
DIYコーティングの完全ガイド
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
愛車を長く美しく保つために欠かせないのが「車のコーティング」です。特に新車購入時に施工することで、傷やシミが少ない状態のままコーティングできるため、研磨作業を行わなくても仕上がりが安定しやすいというメリットがあります。
「ディーラーに頼むと高額になる」「自分でやるのは難しそう」と不安に思われる方もいるかもしれませんが、正しい手順と道具を用意すれば、初心者でも安心して取り組むことができます。
この記事では、車コーティングを自分でやる具体的な手順、作業場所や注意点、さらに費用感やおすすめ製品まで画像付きで分かりやすく解説します。自分で施工することで、ディーラー施工に比べて大幅に費用を抑えながら、愛車をきれいな状態で維持する方法をぜひ参考にしてください。
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Table of contents
目次
- 自分でコーティングを施工するメリット
- コーティング施工に必要な道具
- 作業前に確認すべき注意点
- コーティング施工の手順
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
自分でコーティングを施工するメリット
はじめに
コーティングはボディを美しく見せるだけでなく、紫外線・泥汚れ・水垢などの外的要因から塗装を守り、汚れが塗装に固着するのを防ぐ役割も果たします。特に青空駐車が多い環境では、高品質なコーティングの有無で、数年後の塗装状態に大きな差が出ることも少なくありません。
近年DIYコーティングが注目されている背景には、製品の進歩があります。かつてはムラが出やすく扱いが難しいイメージがありましたが、現在は「拭き取りやすく施工ムラを抑えた設計」の製品が増え、初心者の方でもポイントを押さえれば安心して施工できるようになっています。
ディーラーで依頼すれば10〜15万円かかる費用も、自分で施工すれば1〜2万円前後で実現可能というコスト面のメリットも大きな魅力です。
さらに、塗装面だけでなく未塗装樹脂やヘッドライト、ホイールといった部分的な施工や、定期的な重ね塗りで耐久性を高めるといった柔軟なアプローチも可能です。
また、汚れにくさだけでなく、強力な撥水効果や深みのある艶、そして思わず触れたくなるような滑らかな手触りによって、施工後の満足感や愛車への愛着がさらに増すのも大きなメリットといえるでしょう。

必要な道具
車コーティングを自分で施工するには、専用の道具をあらかじめ準備しておくことが重要です。
コーティングはただ塗るだけではなく、下地処理・塗布・拭き取り といった一連の流れを正しく行うことで本来の性能を発揮します。道具が不足していると、施工ムラや拭き残し、コーティングの定着不良といったトラブルにつながり、せっかくの効果を十分に得られません。
また、用途ごとに最適なケミカルやツールを使い分けることで、作業効率も大きく変わります。
ここでは、初心者の方でも安心して施工できるように、最低限そろえておきたい道具のリスト をご紹介します。
道具一覧
- コーティング剤
- 脱脂剤
- ウォータースポットリムーバー(必要に応じて)
- 油分除去剤(必要に応じて)
- その他(クロス、ニトリルグローブ など)

コーティング剤
現在主流のコーティングは大きく分けて「ガラスコーティング」と「セラミックコーティング」があります。
中でもセラミックコーティングは撥水性・艶・耐久性に優れていますが、施工が難しい点がデメリットでした。
そこでおすすめしたいのが、Armour Detail Supply社の「PHOBIC - Spray Coating」です。プロ用の硬化型セラミックコーティングをスプレータイプに改良することで、従来の性能をベースに、DIYでも扱いやすい設計を実現しています。
一般的な簡易コーティングは数週間〜数か月で効果が薄れますが、「PHOBIC」は最長2年の耐久性を発揮。高濃度のセラミック成分と次世代シラザン樹脂を採用し、塗装だけでなく窓ガラス・ホイール・未塗装樹脂など幅広く施工可能です。
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脱脂剤
コーティングを施工する際に欠かせないのが「脱脂剤」です。
塗装表面に油分や簡易コーティング、カーシャンプーの残留成分が残ったままでは、コーティングがしっかり定着せず、耐久性や撥水効果が大きく低下してしまいます。
DIYでは軽視されがちですが、実はプロ施工でも必ず行われる、最も重要な工程のひとつです。とくに新車は輸送時の保護フィルムの糊跡が残っていることが多く、こうした跡も脱脂剤で簡単に除去できます。
また、コーティングメーカーは製品開発時に自社の脱脂剤を使用して検証しているため、コーティング剤と脱脂剤は同じブランドで揃えるのが最も安心です。Armour Detail Supply社の脱脂剤は、IPA(イソプロピルアルコール)に専用の脱脂成分と界面活性剤を配合し、塗装に残った油分や残留物をしっかり除去。コーティングの密着性と耐久性を最大限に引き出します。
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ウォータースポットリムーバー
コーティング施工前の下地処理としてあると理想的なのが「ウォータースポットリムーバー」です。
塗装表面に付着した水ジミやミネラル汚れの上からコーティングを施工しても美観が損なわれてしまうのと、耐久性と撥水の持続性に悪影響を与えます。
今回ご紹介する Ultracoat社の「Bubble Shock」 は、酸性シャンプーとウォータースポットリムーバーの両方の役割を持つ人気製品です。原液と水を1:4で希釈して使用すれば、施工前の水ジミを効果的に除去でき、コーティングの定着力を高める下地を整えられます。さらに、500倍希釈で日常のメンテナンスシャンプーとしても活用でき、ミネラル汚れの蓄積を防ぐことが可能です。
一般的なガラスコーティングでは酸性リムーバーを使うと被膜ごと落ちてしまうリスクがありますが、「PHOBIC」セラミックコーティングはpH2〜12の薬品耐性を備えており、Bubble Shockと併用してもコーティング層を傷めず、汚れだけを安全に落とせるのが大きな特徴です。
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油分除去剤
コーティング施工の前処理として、脱脂剤に加えて「油分除去剤」を用意しておくと非常に便利です。
脱脂剤が主に表面に残った油分を除去するのに対し、油分除去剤はシャンプーでは落としきれない塗装のくすみやこびり付いた油汚れを取り除き、塗装をクリアな状態に戻す役割があります。
今回ご紹介する Nanolex Scrub(ナノレックス スクラブ)は、ケミカル成分と超微粒子研磨成分を組み合わせて設計されており、塗装に優しくディープクリーニングを実現します。強力な研磨剤のように洗車キズを除去することはできませんが、塗装表面に負担をかけずに油汚れや水垢まで落とせるのが特長です。
注意点として、微粒子研磨剤が含まれているため、コーティング施工後に使用すると被膜を傷める恐れがあります。
必ずコーティング施工前の下地処理段階で使用するようにしてください。
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その他
✔︎ マイクロファイバークロス
コーティング施工で仕上がりを左右する重要アイテムが「マイクロファイバークロス」です。拭き取りが悪くなったクロスを無理に使い続けると、繊維がコーティング剤で飽和し、ムラの原因になります。拭き取り性能が落ちたらこまめに新しいクロスに交換することがポイントです。理想は10枚程度を用意しておくのがおすすめです。
✔︎ ニトリルグローブ
コーティング剤やケミカルは直接肌に触れると肌荒れの原因になるだけでなく、手の油分が塗装に付着してしまいます。必ずニトリルグローブを着用して作業しましょう。
✔︎ コーティングアプリケーター
コーティング剤はクロスにスプレーして塗布する方法もありますが、慣れない方はアプリケーターを使用することで、ムラなく均一に施工できます。
Caution
コーティング施工時の注意点
コーティング施工時の注意点
車コーティングを失敗せずに仕上げるためには、作業環境とちょっとしたポイントの意識がとても重要です。以下の点を守ることで、仕上がりや耐久性が大きく変わります。
✔︎ 直射日光や炎天下、高湿度を避ける
硬化型コーティングは気温や湿度の影響を大きく受けます。気温が高すぎると塗った瞬間に硬化し、ムラの原因になります。また、空気中の水分に反応して硬化するため、梅雨など湿度が高い環境でも施工が急激に難しくなります。施工に最適なのは「気温20〜25℃」「湿度50%前後」。春や秋の安定した気候がベストです。
✔︎ クロスはこまめに交換する
拭き取り用のマイクロファイバークロスは、新品を10枚ほど用意しましょう。クロスがコーティング剤で飽和すると拭き取り性能が落ち、ムラや拭き残しの原因になります。拭き取りが悪くなったと感じたら、すぐに新しいクロスに交換するのがポイントです。
✔︎ 施工直後は水に濡らさない
コーティングは塗布後すぐに完全硬化するわけではありません。最低でも4時間は走行せず、水に濡れない環境で保管してください。ある程度硬化するには約24時間かかるため、天気予報を確認し、雨の心配がない日を選んで施工することが大切です。
Step for Coating by yourself
コーティング施工の手順
1. 洗車をして汚れを落とす
コーティング施工は、暗い時間に作業すると拭き残しやムラに気づきにくくなるため、午前中など明るい時間帯から取り掛かるのがおすすめです。
まずはカーシャンプーを使って、いつも以上に丁寧に洗車しましょう。特にバンパー下やドアステップ部分など、汚れが溜まりやすい箇所をしっかり落とすことが大切です。
ここに汚れが残ったままコーティングを塗り込むと、アプリケーターが汚れを引きずってしまい、傷の原因になったり仕上がりに悪影響を与えてしまいます。


2. ミネラル除去(必要に応じて)
仕上がりにこだわる方は、カーシャンプーでは落としきれない「ミネラル汚れ(水ジミ・カルキ汚れ)」を除去すると、艶と透明感が格段に向上します。
Ultracoat社の Bubble Shock を原液1:4の割合で水に希釈し、スプレーボトルなどに入れて使用します。
洗車後の濡れた状態で、スポンジやウォッシュミットに希釈液をスプレーし、優しく塗り込んでいきましょう。
注意点として、ウォータースポットリムーバーは乾くとシミの原因になるため、必ず「1パネルごと」に塗布しては水で洗い流すようにします。これを繰り返すことで、全体のミネラル汚れを安全かつ確実に除去できます。
最後に、ケミカル成分が残らないように全体をたっぷりの水でくまなく洗い流すことを忘れないようにしましょう。
3. 水分を徹底的に拭き取る
洗車が終わったら、水分を完全に拭き取ります。コーティングは水分に反応して硬化するため、作業中に隙間から水が垂れてしまうと部分的に反応し、ムラの原因になります。
サイドミラーの下やドアハンドルまわり、モールの隙間などは特に水が溜まりやすいので、丁寧に時間をかけて拭き取りましょう。さらに、ドアやバックドア、ボンネットを開けて、ヒンジ部や内側の縁まで拭き取ることが大切です。
一度拭き上げても時間が経つと水が垂れてくることがあります。1周目の拭き取りが終わったら、必ずダブルチェックをして、残った水滴を拭き取ると安心です。また、ガレージ保管の方は、施工前日に洗車を済ませ、一晩かけて水分を抜いておくとさらに確実です。


4.油分除去(必要に応じて)
Nanolex Scrub(油分除去剤) をきれいなマイクロファイバークロスに適量取り、塗装表面へ優しく塗り込んでいきます。
油汚れが付着している場合は、クロスが黒くなることで汚れの程度を目で確認することができます。
塗り込みが終わったら、クロスのきれいな面を使って余分な成分をしっかり拭き取りましょう。これにより塗装面がクリアな状態に整い、コーティングの定着性と艶が一段と高まります。
5. 塗装面を脱脂する
この工程は、コーティング施工前の下地処理で最も重要と言っても過言ではありません。脱脂剤をきれいなマイクロファイバークロスにスプレーし、パネルごとに優しく塗り込み、拭き上げていきましょう。
新車の場合は輸送時の保護フィルムの糊跡が残っていることも多く、脱脂作業と一緒に取り除くことができます。
仕上がりにこだわりたい方や時間に余裕のある方は、2回脱脂を行うとより安心です。


6. マイクロファイバークロスを準備
コーティングを塗り始める前に、焦らず作業できるようマイクロファイバークロスをあらかじめ準備しておきます。ここで大切なのは、粗拭き用と仕上げ用を区別しておくことです。
例えば、左側を粗拭き用、右側を仕上げ用とルールを決めておくと迷わずスムーズに作業できます。3〜4パネルほど拭き取りをすると、粗拭き用のクロスがコーティング剤で飽和して拭き取りにくくなってきます。
そのタイミングで仕上げ用のクロスを粗拭き用に回し、新しいクロスを仕上げ用に使うようにローテーションすれば、クロスを無駄なく効率的に活用できます。
7. コーティング剤をアプリケーターにつける
コーティング剤をアプリケーター(もしくは新品のマイクロファイバークロス)にしっかりと馴染ませます。
最初はアプリケーターがコーティング剤を吸っていないため、10プッシュ程度スプレーして十分に馴染ませるのがポイントです。その後は作業の進行に合わせて、都度2〜3プッシュを追加しながら塗布していきます。
コーティング剤の量が少なすぎると、塗布直後に硬化が始まり、ムラが発生しやすくなるので注意が必要です。落ち着いて作業したい場合は、やや多めにコーティング剤を含ませておくと、拭き取りまでの時間に余裕ができ、失敗しにくくなります。


8. ボディに塗り込む
コーティングは一度に広い範囲を塗ろうとすると、拭き取る前に硬化が始まり、ムラの原因になります。
硬化のスピードは気温と湿度によって変化するため、特に施工の序盤は30cm×30cm程度の狭い範囲に分けて、様子を見ながら作業するのが安心です。慣れてきたら、フェンダー1枚程度(ボンネットなら4〜6分割、ドアなら2〜3分割)のサイズで進めても問題ありません。
気温や湿度が低い場合は硬化が遅いため、やや広い範囲でも施工できます。塗り込みは縦方向・横方向のクロスハッチで行い、隙間なく均一に塗布することで、ムラのない仕上がりになります。
9. 素早く粗拭きをする
コーティング剤を塗布したら"すぐに"粗拭き用のマイクロファイバークロスを使い、円を描くように優しく拭き取っていきましょう。
コーティングを塗ってから時間をあけすぎると硬化が進んでムラの原因になるため、拭き取りタイミングが仕上がりを左右する重要なポイントです。
粗拭きでは完全に拭き切る必要はなく、余剰成分の80〜90%を取り除ければ十分です。残りは後の仕上げ拭きで対処します。


10. 仕上げ拭きで最終調整する
粗拭きで余剰成分を8〜9割取り除いたら、すぐに仕上げ拭き用のマイクロファイバークロスでコーティングの余剰成分が見えなくなるまで手早く、かつ念入りに拭き取ります。
仕上げ拭きのポイントは、「力を入れすぎないこと」です。かと言って、ただクロスの自重で滑らせるだけでは拭き残しの原因になりますので、優しく適度な加減で仕上げます。
さらに、粗拭きの工程で、コーティングを塗り込んでいない隣接したパネルまでコーティングが伸びてしまうことがよくありますので、仕上げ拭きでは塗り込んだ範囲より広く念の為拭き取りましょう。
照明や角度を変えてチェックしながら拭き取ると、拭き残しやムラを防ぎやすくなります。
11. クロスの拭き取りが悪くなったら入れ替え
マイクロファイバークロスの拭き取りが徐々に悪くなってきたと感じたタイミングで、クロスを交換しながら、丁寧に作業を進めていきましょう。
コーティングの拭き取りに使用したクロスは、洗っても再利用ができませんので破棄してください。


12. コーティングを硬化させる
コーティングは塗布・拭き取り直後に完全硬化するわけではありません。施工完了後は、最低4時間は走行せず、水に濡れない環境で保管しましょう。
その後、約24時間かけて硬化が進み、性能が安定して発揮されます。雨や夜露に当たると定着不良の原因になるため、必ず天気予報を確認し、施工から丸一日は濡れない環境を確保してください。
施工後1週間は洗車を控えるのが理想です。
FAQ
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
DIYでの車コーティングは、正しい手順と道具を揃えることで初めての方でも安心して取り組めます。今回ご紹介した手順を守れば、コストを抑えながらディーラーでの施工に匹敵する美しい仕上がりを実現できます。愛車を守るためには、下地処理から施工後の乾燥・硬化までのプロセスを丁寧に行うことが大切です。しっかり準備して取り組めば、最長2年もの耐久性と、深い艶・撥水効果を楽しむことができるでしょう。
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