フロントガラスが曇る原因と対策|
窓の内側・外側ごとの対処法
Introduction
フロントガラスの曇りの原因と安全対策の基礎知識
いつも「海外カーケア専門店 arinomama(ありのまま)」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
運転中、フロントガラスが曇る(曇りが発生する)と視界が大きく妨げられ、事故リスクが高まります。窓ガラスの曇りは、冬の寒い季節に車内外の温度差が大きくなったときや、雨の日に湿度が一気に上がったとき、さらには夏の蒸し暑い環境でも発生します。温度差や湿気が原因でガラスに水蒸気が結露し、短時間で視界を遮ってしまいます。
また、ガラスの内側と外側では曇りの原因が異なり、それぞれに合わせた正しい対処法を知らなければ「すぐ曇りが戻ってしまう」「曇りが取れない」といった問題が繰り返し起こります。
本記事では、フロントガラスの内側・外側の曇りの原因と対策、さらに曇り止めやクリーナーなど便利なケア方法を紹介します。
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Table of contents
目次
- フロントガラスが曇る原因
- 曇ったときの応急対処法
- 曇りを発生しにくくする道具
- 作業時の注意点
- フロントガラスの曇り対策
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
Introduction
フロントガラスが曇る原因
はじめに
内側の曇りの原因
フロントガラスの「内側」が曇る最大の理由は、水蒸気とガラス面の汚れの関係にあります。呼吸や汗に含まれる水分・塩分・油分が少しずつガラスに付着し、薄い油膜を形成します。この膜は水分を吸着しやすいため、外気との温度差が生じたときに一気に結露が広がるのです。
また、手垢や飲み物の飛沫などが付いた部分はナノレベルで凹凸が生じ、曇りが発生しやすい起点となります。さらに、ダッシュボード上に敷かれる起毛素材のマットや、内装部材からの揮発成分がガラスに付着することも油膜の原因です。新車であっても製造時の成分が残っており、油膜が存在することが確認されています。
外側の曇りの原因
一方でフロントガラスの「外側」が曇るのは、外気温や湿度の影響です。特に雨の日や夏の高湿度環境では、外気の水蒸気が冷えたガラス表面に結露して視界を妨げます。
また、外側のガラスに油膜が残っていると、水滴がムラになって拭き取りにくく、曇りがより目立つ原因になります。

Introduction
曇ったときの応急対処法

曇りを根本的に防ぐには日常的な清掃や曇り止めが欠かせませんが、運転中に曇ってしまった場合は「即効性のある応急対処」が必要になります。
代表的なのがデフロスター(ガラスに三本の矢印マークが描かれたボタン)のフロントガラスの送風機能の使用です。暖房と組み合わせれば冬場の内窓結露を素早く除去でき、夏場は冷房で除湿することで効果を発揮します。
特に急いで曇りを取りたい場合は、風量を強めに設定すると改善が早まります。また、外気導入モードに切り替えることで、車内にこもった湿気を効率よく外へ排出できます。
さらに、窓を1〜2cmだけ開けて空気を逃がすと、より早く湿度を下げることが可能です。
梅雨や雨の日にはエアコンの除湿機能を活用するのも効果的です。足元に送風するフットモードと併用すれば、車内全体の湿度バランスが整い、再び曇るのを防ぎやすくなります。
曇りを発生しにくくする道具
フロントガラスの曇りを根本的に防ぐには、日常的な清掃と専用アイテムの活用が欠かせません。汚れや油膜をしっかり落とし、曇り止め効果を長持ちさせるためには、ガラスクリーナー・曇り止め剤といった道具が効果的です。プロの施工現場でも選ばれている製品を、安全で快適な視界を維持したい方向けにご紹介します。
道具一覧
- ガラスクリーナー
- 曇り止め剤
- その他

ガラスクリーナー
フロントガラスの曇りを防ぐためには、まず内側の汚れや油膜をしっかり落とすことが重要です。特に皮脂や汗、手垢などが残っていると、温度差や湿度の影響で曇りが発生しやすくなります。そのため、ガラスクリーナーは曇り対策に欠かせないアイテムです。
ガラスクリーナーを選ぶ際には、油分や汚れを確実に除去できる洗浄力、そしてムラや拭き筋が残りにくい設計であることに注目すると良いでしょう。
当社では、イギリスのハイエンドカーケアブランド GTECHNIQ(ジーテクニック) の「G6 Perfect Glass」をおすすめしています。プロの現場でも使用される強力な洗浄性能に加え、内側・外側どちらの窓ガラスにも使用可能。
さらに、帯電防止効果によりホコリや汚れが付きにくく、クリアな視界を長時間維持できます。
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曇り止め剤
フロントガラスの内側が曇る主な原因は、油膜や汚れに水蒸気が組み合わさることです。
ガラスクリーナーで汚れをしっかり落としても、温度差や湿度の変化によって再び曇りや結露が発生してしまうことがあります。そこで活躍するのが曇り止め剤です。結露(曇り)が生じる温度差や湿度の影響を抑え、油膜や汚れの再付着を防止。ムラや曇りが起こりにくく、常にクリアな視界を保てます。
servFaces(サーブフェイス)の Anti Fog 曇り止め剤は、ドイツで新開発されたハイブリッドポリマーをベースにしており、ガラスと化学結合する強力で透明な被膜を形成。長時間にわたり曇りにくいガラス面を実現します。快適で安全なドライブを求める方におすすめです。
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その他
✔︎ ニトリルグローブ
ガラスクリーナーや曇り止め剤、コーティング剤は成分が強いため、素手で扱うと肌荒れの原因になります。作業時は必ずニトリルグローブを着用しましょう。また、素手で窓ガラスに触れると手の油分が付着し、せっかく綺麗に仕上げたのに再び曇りや汚れの原因になってしまいます。
✔︎ マイクロファイバークロス
窓ガラスを綺麗に、曇りのない状態に仕上げるには、綺麗なマイクロファイバークロスが欠かせません。さらに、汚れ落とし用と仕上げ用で複数枚のクロスを用意ましょう。
Caution
作業時の注意点
作業時の注意点
フロントガラスの曇り対策としてクリーニングや曇り止めを行う際には、以下の点に注意しましょう。
✔︎ 日陰や涼しい時間帯で作業をする
直射日光下で作業をしてしまうと、ガラス面が熱くなってしまいクリーナーがすぐに乾いてムラになってしまいます。そのため、日陰や朝や夕方などの涼しい時間帯に作業をするのがおすすめです。
✔︎ 清潔なマイクロファイバークロスを使う
フロントガラスの汚れを落とし、曇りを防ぐには綺麗なマイクロファイバークロスを複数枚用意することが非常に重要です。濡れたマイクロファイバークロスで仕上げ拭きをしてしまうと、拭きムラが残ってしまうため、仕上げ用のクロスは乾拭きで使用しましょう。
How to prevent your windshield from fogging up
フロントガラスの曇り対策
1. ガラスクリーナーをスプレーする
窓の内側を掃除する場合は、直接ガラスに吹き付けず、クロスに2〜3回スプレーします。
フロントガラスに直接スプレーすると、ダッシュボードや内装トリムにかかってしまうため、必ずクロスにスプレーしてから使用しましょう。


2. 汚れ落とし用のクロスで拭き取る
汚れ落とし用のクロスを四つ折りにして、優しくガラス面を拭き取ります。
この段階では仕上げ拭き前なので、ムラなく完璧に仕上げる必要はありません。大まかに油膜や汚れを落とすことを意識しましょう。
3. 仕上げ用クロスで"乾拭き"する
新しい仕上げ用クロスを使い、乾拭きでガラス全体を仕上げます。濡れたクロスで拭くと水分や成分が残ってムラの原因になるため、必ず乾いたクロスを使用しましょう。
仕上げは一定方向に拭き上げると、よりクリアな仕上がりになります。
内側の仕上げが終わったら、同じ手順でフロントガラスの外側も清掃すると、曇りにくくなります。


4. 内窓に曇り止めを塗り込む
綺麗なマイクロファイバークロスに曇り止め剤をスプレーし、内窓全体に塗り込みます。ムラなく仕上げるためには、薄く均等に広げるのがポイントです。
厚塗りしてしまうと乾燥後にムラが残りやすくなってしまうため、注意しましょう。
5. 優しく余剰成分を拭き取る
塗り込み後は、時間を空けずにマイクロファイバークロスで優しくクリアな仕上がりになるまで拭き取ります。
曇り止めの効果を最大限に発揮させるには、保護膜を残すイメージで軽く拭くのがポイントです。


6. 施工後は24時間で定着
曇り止めは施工後、約15分で初期定着し、24時間で完全に定着します。その間に水分や汚れが付かないよう注意しましょう。
servFacesの曇り止めはシリコンフリーのため、フロントガラス本来の透明感を損なわず、クリアな仕上がりになるのが特徴です。
液剤が余った場合は時間が経っても再利用できるほか、ご自宅のバスルームの鏡などにも使えます。
左がBefore、右がAfterになります。
FAQ
よくあるご質問
Conclusion
まとめ
フロントガラスの曇りは、外気温や湿度の変化だけでなく、ガラスに付着した油分や汚れといった不純物が大きな原因です。そのため、日頃からの清掃と油膜除去を徹底し、曇り止めやガラスコーティングを組み合わせることで、曇りの再発を防ぎやすくなります。さらに、エアコンの外気導入や除湿を適切に活用すれば、走行中でもクリアな視界を保つことが可能です。これらの対策を継続的に行うことで、雨の日や冬の寒い時期でも安心して運転でき、快適で安全なドライブが実現します。
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