車の未塗装樹脂パーツの劣化を復元する
コーティングを自分でやる方法
車の未塗装樹脂パーツの劣化を復元するコーティングを自分でやる方法
Introduction
愛車の樹脂パーツの輝きを保つために
いつもarinomamaのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。愛車の樹脂パーツの白化やくすみにお悩みではありませんか? せっかくボディーが綺麗でも樹脂パーツが紫外線や雨風によって劣化していると車両全体のイメージが古く見えてしまいます。実は、この悩みは簡単な方法で解決できるんです。今回は、DIYでできる樹脂パーツのコーティング方法をご紹介します。
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Table of contents
目次
- 本記事の解説について
- 必要な道具
- 樹脂コーティングの手順
- メンテナンス方法と長持ちさせるコツ
- まとめ
Introduction
本記事の解説について
はじめに
車の外装には、未塗装の樹脂パーツが使用されている部分が多くあります。これらのパーツは、フェンダーアーチ、バンパー、ドアミラーのカバーなど、車のデザインにかせない要素です。
しかし、これらの街脂パーツは時間の経過とともに紫外線や雨、汚れの影響で劣化し、色褪せや白化現象が起きてしまいます。
特に黒い未塗装樹脂は、放っておくと灰色や白っぽくなり、見た目が古びた印象になってしまいます。これが車全体の外観に悪影響を与え、手入れ不足の印象を与える原因になります。しかし、樹脂コーティング剤を使うことで、劣化したパーツを復元し、長期間保護することが可能です。本記事ではDIYで簡単に施工でき、車を新品同様に見せることができる方法を紹介します。
必要な道具
DIYで樹脂コーティングを施工するためには、以下の道具が必要です。これらを事前に準備しておくことで、作業をスムーズに進められます。
以下におすすめのアイテムをご紹介しますが、カー用品店で入手できる製品でも問題ありません。
道具一覧
- 樹脂用コーティング剤
- アルカリ性クリーナー
- 脱脂剤
- メラニンスポンジ
- マスキングテープ
- 手袋
- マイクロファイバークロス
樹脂用コーティング剤
劣化してしまった樹脂パーツを復元し、保護するための専用コーティング剤を使用します。紫外線に強く、長期間効果が持続するコーティングを選ぶことが大切です。イギリスのカーケアブランド、カーボンコレクティブのプラチナムトリムがおすすめです。この製品は、未塗装樹脂パーツ専用のセラミックコーティングで、施工が簡単ながら白化した樹脂を黒々と復元します。適切なケアのもと、約2年間効果が期待でき、DIYユーザーからプロのコーティング専門店まで幅広く愛用されています。
アルカリ性クリーナー
コーティングを最大限に定着させるためには、事前に未塗装樹脂の凹凸に入り込んだ汚れをしっかり除去することが大切です。シャンプーだけでは落ちにくい頑固な汚れには、アルカリ性クリーナーが効果的です。初めての方には、GreenX Prewashがおすすめです。強力なアルカリ剤や溶剤を使用せず、安全に汚れを浮かして落とせるので、安心してご利用いただけます。
脱脂剤(プレップ)
コーティングの定着を阻害する要因となる油分を除去するために使用します。脱脂剤はボディーコーティングやワックスを塗る前にも役立ちますので、お持ちでない方は1本あると重宝します。脱脂剤は成分が強過ぎると素材にダメージを与えてしまい、弱過ぎると油分の除去が不十分になってしまうため程良い強さの脱脂剤を用意しましょう。おすすめは、コーティング剤と同じカーボンコレクティブの脱脂クリーナーです。この製品は、塗装面を傷つけることなく、しっかりと油分を除去し、コーティングの密着性を高めます。
メラニンスポンジ(必要な場合)
アルカリ性クリーナーと併用することで、汚れをしっかりと除去することができます。古いワックスが固着し、白くなってしまった場合にも効果的で、コーティングを施工しなくても汚れを落とすだけで見違える程に綺麗になることもあります。
マスキングテープ
マスキングテープはメラニンスポンジでパーツの汚れを落とす際に、誤って塗装を擦らないよう養生するために使用します。メラニンスポンジは、ヤスリの番手でいうと#3000相当のため、塗装を擦ってしまうとポリッシャー(研磨機)を使用しないと除去が難しいレベルのキズとなってしまいます。メラニンスポンジで下地処理ができない場合は、用意する必要はありません。
その他
✔︎手袋
カーケミカルは皮膚に付着すると肌荒れを引き起こす可能性があるため、保護手袋を着用しましょう。
✔︎マイクロファイバークロス
高価なものを用意する必要はありませんので、安価なものでも多めにクロスを使用するようにしましょう。
How to coating
樹脂コーティングの手順
1. 洗車をして大まかな汚れを落とす
まず最初に通常通りシャンプー洗車をして、水分を拭き取ります。新車や樹脂パーツの劣化が軽度な場合はこのまま脱脂をしてコーティングを施工して問題ありませんが、劣化が酷い場合は、下地を整えてからコーティングを施工する必要があります。
2. マスキングで養生をする
次の工程でアルカリ性クリーナーとメラニンスポンジで洗浄をするため、塗装面をあらかじめ養生します。慣れないと少し難しいですが、塗装と樹脂パーツの間に隙間ができないよう丁寧に養生します。
3. 固着した汚れを洗浄
メラニンスポンジにアルカリクリーナーをスプレーし、優しく樹脂パーツを擦って汚れを落とします。事前に目立たない部分で試してから、全体に広げてください。アルカリクリーナーは、車体には直接スプレーせず、必ずスポンジに付けて使いましょう。乾くとシミになるおそれがあります。樹脂パーツの細かい溝に溜まった頑固な油汚れは、アルカリクリーナーの力で分解し、メラニンスポンジがこびりついた汚れを落とします。特にワックスがこびりついた汚れは、放置すると白く残ってしまうため、アルカリクリーナーが効果的です。洗浄後は、マイクロファイバークロスで水気を拭き取り、乾拭きをして仕上げましょう。
4. 脱脂をする
洗浄が終わりましたら、脱脂をして下地処理は完了です。マイクロファイバークロスに脱脂剤をスプレーして、樹脂パーツを拭き取ります。ここまでの工程だけでも十分に樹脂パーツの白化が改善されますが、最後にコーティングをしてより一層と黒々とした仕上がりにします。
5. コーティング剤を塗り込む
推奨気温は、10~25°C(理想は20°C前後)湿度は50%前後です。コーティングは気温が高い、または湿度が高いと硬化が早くなるため、施工難易度が上がります。ですが樹脂パーツコーティングはボディー用のコーティングと比較して失敗しにくいので、ある程度は推奨気温を超えてしまっても問題ありません。脱脂剤を拭き取ってから、成分が完全に揮発するまで5~10分程度待ってからコーティングを塗り込みます。コーティングをよく振ってから、アプリケーターに最初は5~6滴程度垂らして、薄塗りを心がけながら均一に振り広げます。すぐに硬化が始まりますので、2~3分以内に拭き取ります。そのため、一度に車両全体に塗らずに幾つかのセクションに分けながら、塗って拭き取るを繰り返します。
6. 最終チェック
施工が終わりましたら最後にムラや塗り湯れがないか確認をします。施工後はコーティングを硬化させるために、最低12時間は水に濡れないようにご注意ください。また、施工をしてから一週間はシャンプーやクリーナー類の使用は控えてください。この期間にシャンプー洗車をしてしまうとシャンプーに含まれる界面活性剤がコーティングの硬化を阻害してしまいます。
Caution
メンテナンス方法と長持ちさせるコツ
コーティングメンテナンス時の注意点
樹脂コーティングを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが重要です。以下の方法で、コーティングを長期間維持しましょう。
✔︎ 定期的な洗車
コーティング後も、樹脂パーツには汚れが付着するため、定期的に洗車を行うことが必要です。水洗いだけでは微細な汚れは落とし切れないため、シャンプー洗車をするようにしましょう。
✔︎ クイックディテイラーで定期的に汚れを除去
樹脂パーツの汚れは日々のシャンプー洗車だけでは除去が難しいのが現実です。そこで活躍するのがクイックディテイラーです。クイックディテイラーは洗車後の濡れたボディー、樹脂パーツにスプレーをしてから拭きあげるだけで、汚れの除去と次回の洗車までの簡易的な保護効果があります。すでに硬化系コーティングを施工している車両は、日々のメンテナンスで簡易コーティングを都度使用する必要はありませんので、クイックディテイラーでコーティング被膜に付着した汚れを除去し、汚れが固着しないようにすることがコーティングが長持ちする秘訣です。
Conclusion
まとめ
未塗装の樹脂パーツは、車の外観に大きな影響を与えます。しかし、時間とともに劣化するのは避けられない問題です。幸いにも樹脂コーティングを使って劣化を復元し、パーツを新品同様に蘇らせることができます。DIYでも簡単に施工でき、古びた印象を取り戻すことで愛車の売却時に査定金額のアップにも貢献しますので、ぜひ試してみて下さい。この記事を参考にして、自分の車のパーツを美しく保つためのコーティングを行い、いつまでも新車のような輝きを楽しみましょう!
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